2013年04月17日　19:43

ペンタックスリコー、ローパスレスAPS-Cセンサー搭載の「GR」

ペンタックスリコーイメージングは、ローパスレスのAPS-Cセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「GR」を発表。5月下旬より発売する。

2011年10月に発売された「GR DIGITAL IV」の後継モデル。マグネシウム合金を用いたコンパクトなボディながらも、新たにローパスレスで有効画素数約1620万画素のCMOSイメージセンサー（APS-Cサイズ）を搭載した。レンズは、開放絞り値がF2.8で焦点距離18.3mm（35mm判換算で28mm相当）の単焦点レンズ「GR LENS 18.3mm F2.8」を搭載。ディストーションや色収差の発生を抑え、高い解像力とコントラストを実現した。また、9枚羽根の虹彩絞りも採用。マニュアル制御が可能なNDフィルターも搭載している。

カメラの動作レスポンスも向上させた。レンズ駆動方式やAF（オートフォーカス）アルゴリズムの最適化、センサー読み出し速度の高速化により、起動時間は1秒、AFは0.2秒を実現。画像処理エンジンは、新開発の「GR ENGINE V」を搭載。高感度撮影は、ISO 25600までに対応する。連写性能は4コマ/秒（RAW記録時）。

操作性では、「AFファンクション切り替えレバー&ボタン」を新たに追加。親指でAFボタンを押し、コンティニュアンスAF（C-AF）を効かせながら、レリーズボタンを押すことで、動く被写体にもピントの合った写真を撮影することができる。また、「ペンタックス」ブランドのデジタル一眼レフカメラに搭載されている露出モード「TAvモード」（シャッター＆絞り優先AEモード）も搭載。使用したいシャッター速度と絞りに応じて、適切な感度が自動的に設定されるようになっている。

また、ボディ側面には、「Effect」ボタンを装備。レトロやハイキー、ハイコントラスト、ミニチュアなど全9種類の撮影効果を素早く呼び出すことが可能だ。そのほか、多重露光撮影機能なども搭載した。動画撮影機能は、1920×1080/30fpsに対応。水平・垂直方向の2軸電子水準器も搭載した。

光学設計は、非球面レンズ2枚を含む5群7枚のレンズで構成。背面には3.0型液晶（約123万ドット）モニターを搭載した。シャッター速度は1/4000秒～300秒。外部メモリーは、SDXCメモリーカードをサポート。本体サイズは117（幅）×61（高さ）×34.7（奥行）mm。重量は245g（バッテリーとメディア含む）。

市場想定価格は10万円程度。

【新製品ニュース】ペンタックスリコー、GR限定のREDリングやバッグがもらえるキャンペーン

【新製品ニュース】ペンタックスリコー、「GR」と「K」シリーズをデザインした数量限定腕時計

【新製品ニュース】リコー、手ブレ補正などを新搭載した「GR DIGITAL IV」