2017年01月12日 07:10

【デトロイトショー2017】トヨタ、新型「カムリ」を世界初公開

トヨタ自動車は2017年1月9日(現地時間)、北米国際自動車ショー(通称:デトロイトショー/開催期間:2017年1月8日〜22日)で、新型「カムリ」を世界初公開した。

■北米におけるベストセラーセダンがモデルチェンジ

トヨタのミドルサイズセダンであるカムリは、世界10カ所の工場で生産され、100以上の国と地域で販売されるグローバルモデルである。これまでの累計販売台数は1800万台を超え、特に主要マーケットであるアメリカでは、乗用車セグメントにおいて15年連続で最多販売車種の座を守り続けている。2011年8月以来、約5年半ぶりにフルモデルチェンジされた今回の新型は、1982年に誕生した初代から数えて8代目、前身となった「セリカカムリ」から数えて9代目のモデルにあたり、トヨタの新たなクルマづくりのコンセプト「TNGA」に基づいて開発された。日本市場には2017年夏ごろの投入が予定されている。

開発に際しては、走りや乗り心地といった基本性能の向上と、先進技術・機能を通じて環境性能や安全性をさらに高めていくことに加え、これらの要素の追求を通して「お客さまの五感に訴えるクルマに昇華させる」ことをテーマとして標榜。これまで培ってきた品質や耐久性、信頼性、実用性に磨きをかけるだけでなく、世界中のユーザーの心を揺さぶり、所有したり操ったりすることで喜びや感動を提供できるクルマを目指したという。

エクステリアデザインは、トヨタ独自のフロントフェイス「キーンルック」を進化させたという、スリムなアッパーグリルと大きなロアグリルを対比させたフロントマスクが特徴。ボディーサイズ(アメリカ仕様)は全長×全幅×全高が191.3×72.4×56.7インチ(=4859×1839×1440mm)、ホイールベースが111.2インチ(=2824mm)と、従来モデルよりもやや長く、幅広くなった一方で、高さは低められている。また、TNGA世代の新プラットフォームの採用により、エンジンフードと全高を低く抑えながらも、後席の頭上空間は十分に確保しているという。

一方、インテリアでは前方視界に優れたインストゥルメントパネルの形状と、広々とした車内空間の両立を重視。インターフェイスについてはカラーヘッドアップディスプレイとメーターパネル内のマルチインフォメーションディスプレイ、8インチオーディオビジュアルナビゲーションシステムを相互にリンクさせることで操作性を向上させたほか、デザインの上でもフラッシュサーフェイスの表示パネルにより未来感を演出しているという。

■新世代の直噴エンジンを初採用

新型カムリに採用される「GA-K」プラットフォームは、TNGAに基づいて設計された最新世代のもので、従来のものよりボディーやフロアの剛性強化、低重心化、エンジンマウント位置の見直しなどが図られている。またリアサスペンションの設計も改められており、操縦安定性や乗り心地などの性能が幅広く向上している。

パワープラントも従来モデルから一新しており、高い走行性能と環境性能の両立をうたうトヨタの新世代エンジン「Dynamic Force Engine」を初採用。純ガソリンモデル、ハイブリッドモデルともに2.5リッター直4直噴ガソリンエンジンを搭載しており、世界トップレベルの熱効率を達成するとともに、レスポンスやトルクを向上させたことで燃費と動力性能の大幅な向上を実現したという。

また2.5リッターガソリンモデルには、エンジンと同じくトヨタの次世代技術戦略を担う新型トランスミッション「Direct Shift-8AT」を搭載。世界トップレベルの伝達効率に加え、多段化とロックアップ領域の拡大によりドライバーの意のままに反応する走りもかなえているという。一方、ハイブリッドモデルについても、先述の新エンジンに新開発の2.5リッター用「トヨタハイブリッドシステム(THS II)」を組み合わせることで、優れた動力性能と低燃費を両立している。

安全装備については、歩行者検知機能付き衝突回避支援型プリクラッシュセーフティーをはじめとした4つの機能をセットにした衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティーセンスP」を採用している。

(webCG)

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