2017年11月13日 20:42

ダイハツ、軽キャブバンの「ハイゼット」「アトレー」をマイナーチェンジ

ダイハツ工業は2017年11月13日、軽キャブバンの「ハイゼット カーゴ」および「アトレーワゴン」をマイナーチェンジし、同日販売を開始した。

ダイハツ最新の“スマアシIII”を導入

ハイゼット カーゴは、1961年にデビューした「ハイゼット ライトバン」を起源とするダイハツの軽キャブバンであり、現行は10代目のモデルにあたる。一方のアトレーワゴンは同車をベースとした乗用モデルで、同車専用の内外装や充実した装備を特徴としている。

今回のマイナーチェンジは、軽キャブバンのオーナー層の高齢化、女性ユーザーの増加を見越したもので、安全装備の強化やデザインの変更、車内空間の利便性向上、そして維持にまつわる負担の低減などが図られている。

具体的には、新たな安全装備として、ステレオカメラを用いた衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を初導入。ABSを全車標準装備としたほか、横滑り防止装置のVSC&TRCや、ヒルホールドシステム、エマージェンシーストップシグナルを新採用した。

また、電動パワーステアリングやアイドリングストップ機構を導入するなどして、燃費性能を向上。アトレーワゴンでは最高で15.2km/リッター、ハイゼット カーゴでは新開発のタイヤ(145/80R12)とも相まって、17.8km/リッターのカタログ燃費を実現した(ともにJC08モード計測値)。

より便利となったインテリアにも注目

デザインについても大きく手を加えており、エクステリアではボンネットフード前端の位置を上げるとともに、末広がりのフロントグリルを用いることで安定感とボリューム感を強調。前後ともにランプ類の意匠を変更し、新たにLED式のヘッドランプやフォグランプ、テールランプ、ストップランプを設定した。

さらにアトレーワゴンでは、ピアノブラック調装飾とのコントラストが目を引くメッキフロントグリルや、新意匠のリアライセンスガーニッシュを採用。一方ハイゼット カーゴでは、フロントバンパーの左右下端を20mm切り上げたほか、左右下部に着脱可能な「コーナーピース」を設定。縁石などで傷つけてしまう可能性を低減するとともに、損傷した際の修理費用や交換作業の負担低減にも配慮している。

カラーバリエーションの強化も図っており、ハイゼット カーゴにはメーカーオプションとして「選べるカラーパック」を新設定。標準色の「ホワイト」「ブライトシルバーメタリック」を含む全7色からボディーカラーを選択可能とした。アトレーワゴンもボディーカラーは全7色のラインナップで、新色として「プラムブラウンクリスタルマイカ」を設定している。

一方、インテリアについては両モデルともに黒基調のカラーリングに変更するとともに、インストゥルメントパネルまわりの設計を一新。収納スペースとして、新たに助手席トレーおよびセンタートレーを設けた。さらに、しまったものが一目でわかるよう下部をメッシュ形状としたオーバーヘッドシェルフや、マルチユーティリティーフックを採用するなどして利便性を向上。メーターをマルチインフォメーションディスプレイ付きに変更したほか、紫外線、赤外線、花粉などを防ぎ、快適性を高める「ビューティーパック」をオプション設定した。このほかにも、ハイゼット カーゴでは上級グレードにはっ水加工のファブリックシートやグリップ径の太いステアリングホイール、クリーンエアフィルター、キーレスエントリーなどを新たに採用している。

「デッキバン」などの特装車にも改良を実施

特装車についても改良を実施しており、福祉車両の「ハイゼット スローパー」「アトレー スローパー」では、車いす乗車者用の3点式シートベルトを採用するとともに、スライド式スロープのアシスト機構を一新し、収納時の操作力を大幅に軽減。4人乗りトラック仕様の「デッキバン」については、最上級グレード「G“SA III”」のみフロントマスクをアトレーワゴンと共通としたほか、オープンデッキの積み荷をロープ等で固定しやすくするため、ガードバーの形状を変更するとともに、ガードフレームを標準装備化した。

また、軽トラックの「ハイゼット トラック」についても、リアけん引フックの取り付け構造やガードフレームのT字フックを全グレードに標準で採用するなどの改良を施している。

価格は、ハイゼット カーゴが93万4200円から149万5800円、アトレーワゴンが153万3600円から178万7400円、ハイゼット トラックが68万0400円から134万4600円(特装車および福祉車両は除く)。

(webCG)

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