2013年01月08日　15:00

インテル、クアッドコアAtom「Bay Trail」やスマホ向けAtomを発表

米インテルは、米国ラスベガスで開催中の「2013 International CES」において、タブレット向けの新型Atomプラットフォーム“Bay Trail”と、低価格スマートフォン向けAtomプラットフォーム“Lexington”を発表した。

“Bay Trail”は、2013年後半に出荷が予定されている次世代の22nmプロセス技術を採用するシステム・オン・チップ (SoC)。Atom初のクアッドコア製品で、タブレット向けの現行製品の2倍以上のコンピューティング性能を実現するほか、新しいセキュリティ機能なども搭載される。これらの改良により、24時間駆動と数週間のスタンバイ時間を提供する8mmほどの薄さのタブレットを低コストで実現できるという。

“Lexington”は、低価格スマートフォン向けの新しいAtomプラットフォームで、ハイパースレッディング・テクノロジーを搭載した「Atom Z2420」（1.20GHz）と、デュアルSIM、デュアルスタンバイに対応した「XMM 6265 HSPA+モデム」で構成。ハードウェア・アクセラレーションによる1080pのフルHD画像のエンコード/デコードや、5メガピクセルの写真を1秒間に7枚撮影できるバーストモードといった機能を備えている。

なお、メインストリームのスマートフォン向けには、「Atom Z2580」を統合した“Clover Trail+”が近日追加される予定だ。「Atom Z2460」を搭載する現在のソリューションと比較して、同等の電力消費やバッテリー駆動で最大で2倍の性能を実現できるという。

このほか、“Haswell”こと第4世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載したUltrabookのデタッチャブル・リファレンス・デザイン（開発コード名：North Cape）も公開された。「North Cape」は、液晶ディスプレイ部分をキーボードから外し、厚さ10mmのピュアタブレットスタイルに変形できるUltrabook。省エネ性能にすぐれた第4世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載したことで、13時間以上のバッテリー駆動時間を実現しているという。