2014年08月19日　18:27

ソニー、179点のAFセンサーを搭載したミラーレス一眼「α5100」

ソニーは、Eマウント対応のミラーレス一眼カメラ「α5100」を発表。ラインアップとして、ボディ単体「ILCE-5100」、パワーズームレンズキット「ILCE-5100L」、ダブルズームレンズキット「ILCE-5100Y」を用意し、9月5日より発売する。

上位機種の「α6000」と同様に、APS-Cイメージセンサーの画面ほぼ全域をカバーする179点位相差AFセンサー（+25点のコントラストAF）を搭載し、高い動体追従性能を実現。ピント合わせが難しい被写体でも、広いAFカバー範囲で画面全域を使用して被写体を捉えることが可能だ。動きの速い被写体など精度が求められるシーンでは、コントラストAFを併用したファストハイブリッドAFにより、高速性と高精度を両立している。

また、高速処理能力を備えた画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載。AF精度が大幅に向上し、0.07秒の高速AFを実現。最高6コマ/秒の高速連続撮影時も、AF・自動露出（AE）が被写体を追い続けることが可能だ。

撮像素子は、APS-Cサイズで有効画素数約2430万画素の"Exmor"CMOSセンサーを搭載。最上位機種「α7R/α7S」にも採用されている集光効率を飛躍的に高めるギャップレスオンチップレンズ構造や、RGBのカラーフィルターなど、独自の高画質技術で感度特性が向上。高解像度と高感度・低ノイズを両立することで、ISO 100～25600までの幅広い感度域を実現している。

機能面では、ワンタッチで設定が行えるNFCを搭載し、Wi-Fi接続で画像や動画をスマートフォンなどへ転送できるワンタッチシェアリングに対応。アプリケーションダウンロードサービス「PlayMemories Camera Apps」を搭載しており、肌の質感や色味を調整しながら撮影できる「マイベストポートレート」や、高速連写した複数の画像を合成する「マルチショットNR」などのさまざまな機能を追加できる。

動画撮影では、AVCHDに加えて、新たにXAVC Sに対応。より高画質なビットレート約50MbpsのフルHD動画撮影が可能だ。同時録画記録にも対応しており、AVCHD動画およびXAVC S動画のフルHD動画記録と同時に、インターネット上の共有が容易なMP4動画を同時に記録することができる。

このほか、タッチパネルに対応し、約92万画素の高精細な3.0型ワイド液晶モニターを搭載。本体上方向に180度まで可動し、自分撮りも可能だ。ボディに収納されるポップアップ方式のフラッシュを装備。記録メディアは、メモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、SD/SDHC/SDXCメモリーカード（UHS-I対応）に対応。バッテリー寿命は約400枚（CIPA規格準拠）。

本体サイズは109.6（幅）×62.8（高さ）×35.7(奥行）mm。重量は、約283g（バッテリーとメモリースティックPROデュオ含む）/約224g（本体のみ）。ボディカラーは、ホワイト、ブラック、ブラウンの3色を用意する。

レンズキットの内容として、パワーズームレンズキット「ILCE-5100L」は標準ズーム「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」が付属、ダブルズームレンズキット「ILCE-5100Y」は標準ズーム「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」と望遠ズーム「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」が付属する。

市場想定価格は、ボディ単体「ILCE-5100」が55,000円前後、パワーズームレンズキット「ILCE-5100L」が70,000円前後、ダブルズームレンズキット「ILCE-5100Y」が90,000円前後（いずれも税抜）。

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