2016年12月14日　17:50

2016年の「歴史的カメラ」9機種が発表

一般財団法人日本カメラ財団が主催する「歴史的カメラ審査委員会」は、2016年の「歴史的カメラ」9機種を選定したと発表した。今回発表した9機種のリストは発売日順となり、選定されたカメラに順位はないとのことだ。

なお、今回の審査は、「歴史的カメラ審査委員」として、委員長・森山眞弓氏（日本カメラ財団）、市川泰憲氏（写真技術研究家）、河田一規氏（カメラ評論家、写真家）、河野和典氏（カメラ評論家）、豊田堅二氏（カメラ評論家）、中村文夫氏（カメラ評論家）、萩原史郎氏（写真家）、山本晃氏（東京工芸大学名誉教授）の8名によって行われた（50音順）。

選定された9機種と選定理由は以下の通り。

■サイバーショット RX1R II（ソニー）：世界で初めて液晶で光学ローパスフィルター効果を調節できる、35ミリ判フルサイズセンサーを備えたコンパクトデジタルカメラ。

■D5（ニコン）：中央-4EV、そのほかのポイントで-3EVまで対応する153点AFセンサーや、AF・AE追従で毎秒12コマの高速連写、常用最高感度ISO102400、拡張感度ISO3280000相当など、さまざまな撮影条件に対応する機能を備えた、35ミリ判フルサイズ撮像素子のデジタル一眼レフカメラ。

■EOS-1D X Mark II（キヤノン）：フルサイズ機で初めて「デュアルピクセルCMOS AF」を採用し、AF・AE追従で毎秒約14コマの高速連写や、レンズの各種収差やローパスフィルターの影響などをカメラ内で補正できる光学特性補正機能（デジタルレンズオプティマイザ）を備えたデジタル一眼レフカメラ。

■PENTAX K-1（リコー）：フルサイズ機で初めてボディ内5軸手ぶれ補正機構を採用し、自由なアングルが可能なフレキシブルチルト式液晶モニターや、ボディ各所にLEDを配し操作部を照らす機能を備えた、デジタル一眼レフカメラ。

■SIGMA sd Quattro（シグマ）：Foveonクアトロイメージセンサーを備えたノンレフレックス（ミラーレス）デジタルカメラ。

■FUJIFILM X-T2（富士フイルム）：被写体の動きに合わせて「被写体保持特性」「速度変化特性」「ゾーンエリア特性」の3要素を細かく設定できるようにする「AF-Cカスタム設定」など、動体追従性能、AF機能を強化し、初めて3方向チルト式液晶モニターを備えたノンレフレックス（ミラーレス）デジタルカメラ。

■α99 II（ソニー）：79点の位相差AFセンサーと399点像面位相差AFセンサーが同時に駆動する「ハイブリッド位相差検出AFシステム」を備え、4240万画素フルサイズ撮像素子でAF・AE追従毎秒12コマの高速連写が可能なレンズ交換式デジタルカメラ。

■SIGMA sd Quattro H（シグマ）：APS-HサイズのFoveonクアトロイメージセンサーを備えたノンレフレックス（ミラーレス）デジタルカメラ。

■OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II（オリンパス）：121点オールクロス像面位相差AFを備え、AF・AE追従で毎秒最高約18コマ、固定で毎秒最高60コマの高速連写が可能なノンレフレックス（ミラーレス）デジタルカメラ。

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