2018年09月06日 14:30

富士フイルム、新開発のセンサーとエンジンを搭載したミラーレスカメラ「X-T3」

富士フイルムは、「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T3」を発表。ボディ単体に加えて、レンズキット「FUJIFILM X-T3/XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」をラインアップし、9月20日より発売する。

小型・軽量ボディに、新開発の裏面照射型「X-Trans CMOS 4」センサー(APS-Cサイズ、ローパスフィルターレス)を搭載したモデル。APS-Cサイズセンサーを備えたデジタルカメラとして最高クラスとなる2610万画素の高解像と、すぐれたノイズ低減性能を実現。また、従来は拡張感度であったISO160を常用感度として使用可能。日中の屋外での撮影や、明るいレンズでのボケを生かした撮影などで威力を発揮するという。

さらに、新開発の画像処理エンジン「X-Processor 4」を装備。同社独自の技術で多彩な色調を実現する「フィルムシミュレーション」に、「モノクロ調整」機能を新たに加えた。銀塩フィルムからの白黒プリント制作時に、暖色系・寒色系の表現方法として活用していた「温黒調・冷黒調」を忠実に再現し、モノクロ撮影の表現の幅を広げる。

加えて、大型センサー搭載の中判ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX 50S」のみに搭載していた「カラークローム・エフェクト」機能を「Xシリーズ」として初めて搭載。陰影のある色あざやかな花のように、彩度が高く階調表現が難しいといわれる被写体でも、より深みのある色・階調を再現できるという。また、「X-Processor 4」の高速処理により、連写撮影においても「カラークローム・エフェクト」が使用可能になった。

AF性能については、「X-Trans CMOS 4」センサーにおいて、位相差画素数を現行比約4倍(現行機に搭載している「X-Trans CMOS III」との比較)となる216万画素に増やしたことで、像面位相差AFエリアを画面全域(約100%)に拡大。画面中央から離れた位置にある被写体でも高速・高精度にとらえる。さらに、位相差AFの低照度限界を従来の-1EVから-3EVに拡張。ろうそくの灯りのような光量の少ない光源下や、夜間でも像面位相差AFで撮影できるとのことだ。

動く人物への顔検出性能では、現行比約2倍(「FUJIFILM X-T2」などの現行機との比較)に向上。「瞳AF」機能の使用がAF-C設定時にも対応したことで、動きのあるポートレート撮影で、正確に被写体を追従。さらに、横顔など、従来は顔検出や瞳AFが難しかったシーンでも高精度に合焦する。動画撮影時の顔検出/瞳AFにも対応した。

電子ビューファインダー(EVF)は、ファインダー倍率0.75倍で約369万ドットの0.5型有機EL(視野率約100%)を採用。表示タイムラグ0.005秒、表示フレームレート約100フレーム/秒のなめらかさで、被写体の動きやピント位置を高精度に把握する。メカニカルシャッターを用いた約11コマ/秒の連写では、従来必要であった別売りの縦位置バッテリーグリップを不要とし、ボディ単体で対応。軽量性を維持したまま、高速連写撮影が可能だ。

動画機能は、ミラーレスデジタルカメラで世界初(同社調べ)という4K/60P 4:2:0 10bitのカメラ内SDカード記録をサポート。さらに、より多くの色情報を記録できる4K/60P 4:2:2 10bitHDMI出力にも、APS-Cサイズ以上のセンサーを搭載したミラーレスデジタルカメラとして、世界で初めて対応したという。

SDカード記録では、汎用性の高い「H.264/MPEG-4 AVC」規格に加えて、高い圧縮効率の「H.265/HEVC」規格を採用。4K/60P 4:2:0 10bitの映像を200Mbpsの高ビットレートで収録でき、HDMI出力とカメラ内SDカード記録の同時撮影も可能だ。

動画圧縮方式では、画質優先のALL-Intra(H.265/HEVC規格を使用し、かつ、4K/29.97P、25P、24P、23.98P、FHD/59.94P、50P、29.97P、25P、24P、23.98Pでの撮影時に使用可能。H.264選択時は使用できない)と圧縮率優先のLong GOPが選択でき、ALL-Intraでは400Mbpsで記録する(4K/29.97P、25P、24P、23.98Pで使用可能。400Mbpsで収録する場合はビデオスピードクラス60以上のSDカードを使用)。

このほか主な仕様は、撮像素子が有効約2610万画素の23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ)X-Trans CMOS 4センサーを装備。モニターは、3方向チルト式タッチパネル付き3.0型液晶(約104万ドット)。外部記録媒体はSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応する。バッテリーは「NP-W126S」を使用し、静止画撮影可能枚数が約390枚(ノーマルモード時、XF35mmF1.4 R使用時)。

本体サイズは132.5(幅)×92.8(高さ)×35.4〜58.8(奥行)mm、重量は約539g(バッテリー、 SDメモリーカード含む)、約489g(バッテリー、 SDメモリーカード含まず)。ボディカラーは、ブラック、シルバーを用意する。

市場想定価格は、ボディ単体が185,000円前後、レンズキットが235,000円前後(いずれも税別)。

富士フイルム

価格.comで最新価格・クチコミをチェック!

富士フイルム(FUJIFILM)のデジタル一眼カメラ ニュース

もっと見る

このほかのデジタル一眼カメラ ニュース

もっと見る

カメラニュースランキング

  1. 「FUJIFILM GFX100」※画像はレンズ装着イメージ

    富士フイルム、1億200万画素センサー装備のミラーレス「GFX100」6月下旬発売

    デジタル一眼カメラ
    2019.05.23 15:20
  2. iNSPiC ZV-123

    キヤノン、1万円台のインスタントカメラ「iNSPiC ZV-123/CV-123」

    インスタントカメラ
    2019.05.23 12:18
  3. 「Petzval 55 mm f/1.7 MKII Bokeh Control Art Lens」

    ロモ、フルサイズ対応「Petzval 55 mm f/1.7 MKII Bokeh Control Art Lens」

    レンズ
    2019.05.24 15:30
  4. 左から「AM-234TR」「AM-264TR」「CM-264TR」「AM-264TV」

    VANGUARD、「トラベル」を意識した折りたたみ式一脚「VEO 2S」4種

    三脚・一脚
    2019.05.24 06:30
  5. 「SPEEDMASTER 50mm F0.95 III」

    中一光学、開放F0.95の単焦点レンズ「SPEEDMASTER 50mm F0.95 III」

    レンズ
    2019.05.20 15:17

総合ニュースランキング

  1. ASUS、レンズが前面に向くフリップカメラ装備の6.4型「ZenFone 6」海外発表

    フリップカメラが注目された「ZenFone 6」が1位、日本市場での展開に期待

    スマートフォン
    2019.05.24 16:09
  2. 「マフェックス No.102 MAFEX チコちゃん」

    「チコちゃん」の全高約130mmアクションフィギュア、2020年3月発売

    フィギュア
    2019.05.24 11:05
  3. マツダ・マツダ3ファストバック

    マツダが「マツダ3」の国内販売をスタート

    自動車(本体)
    2019.05.24 11:00
  4. マツダ3 新型

    【マツダ3 新型】クラスを超えた静けさとオーディオへのこだわり

    自動車(本体)
    2019.05.24 14:30
  5. スズキ・カタナ

    新型「スズキ・カタナ」が国内で正式にデビュー

    バイク(本体)
    2019.05.24 11:55

読んでおきたい まとめ記事

photohito - 人と写真をつなぐ場所

カメラ

写真で見る

  • JN-MD-IPS1506FHDR
  • 「ColorChecker Passport Photo 2 MSCCPP-B」
  • iNSPiC ZV-123
  • マツダ3新型
  • 「HUAWEI P30 lite Premium HWV33」
  • ES-GV10D