パナソニックニュース

2020年04月21日　11:05

「LUMIX S1H」ファームウェア2.0提供へ、動画RAWデータ出力などに対応

パナソニックは、フルサイズミラーレスカメラ「LUMIX DC-S1H」について、機能追加・向上に対応した「S1H ファームウェアVer.2.0」のダウンロードサービスを5月25日から提供すると発表した。同日より、同社サポートサイトからダウンロードできる（※画像はイメージ）。

主な追加機能は以下の通り。

■ATOMOS社製Ninja V HDRモニター/レコーダーへの動画RAWデータ出力

ATOMOS社製Ninja V HDRモニター/レコーダーに対して、5.9K 29.97pや4K 59.94pなどの動画RAWデータを出力できるようになる。動画RAWデータ出力により、ポストプロダクション時の編集やグレーディングに有効なApple ProRes RAWをNinja Vを記録できるため、プロの映像制作ワークフローに対して柔軟に応えられるという。

また、動画RAWデータ出力中は、「LUMIX DC-S1H」のモニターやファインダーで映像を確認することが可能。V-Log撮影時に相当する映像を確認できるほか、「V-Logビューアシスト」機能を使えば、プリセットのVlog_709のルックアップテーブルを適用した「LUTビューアシスト（モニター）」機能での映像確認を行える。

■動画機能強化・性能改善

・［6K］［5.9K］［5.4K］の動画記録中のHDMIダウンコンバート出力に対応

・クリエイティブ動画モード時、シャッターボタン全押しによる動画記録開始/停止を無効化できる機能を追加

・クリエイティブ動画モード時、コントロールパネルから「動画画質（マイリスト）」を選択できる機能を追加

・フォトスタイル［V-Log］の調整項目［ノイズリダクション］の設定値に［-1］を追加。これにより、特定の撮影環境で残像が発生する現象を改善

・撮影時のHDMI出力映像に、MFアシスト拡大表示を出力しない設定機能を追加

・4:2:0/10bitでの動画記録時、特定の撮影環境でバンディングが見えやすくなる現象を改善

■そのほかの機能改善

・AFの性能向上

・パナソニック製レンズ/シグマ社製レンズ/シグマ社製マウントアダプターとの互換性向上

・SDメモリーカードとの組み合わせによって、動画分割記録機能や400Mbpsの動画記録モードを使用した際、まれにフリーズする現象を改善

・英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語の言語設定に対応

■関連リンク

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