2020年10月14日　13:50

ニコン、「Z シリーズ」の最上位フルサイズミラーレスカメラ「Z 7II」を12月発売

ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ（ニコンFXフォーマット）ミラーレスカメラ「ニコン Z 7II」を発表。10月16日10時より予約受付を開始し、12月から発売する予定だ。

撮像素子に、有効4575万画素の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを採用したモデル。常用感度ISO 64～25600（ISO 32相当までの減感、ISO 102400相当までの増感も可能）を実現する。「NIKKOR Z レンズ」（テレコンバーター含む）と組み合わせることで、「ニコン Z マウント」システムによる光学性能を最大限に引き出し、高画素ならではの高精細な描写と美しいボケ味を両立。被写体の質感やディテールを活かした表現を楽しめるという。

さらに、画像処理エンジンを2つ搭載した「デュアル EXPEED 6」を装備。AF/AE追従での連続撮影可能コマ数は、「Z 7」の約3倍という約77コマ（SONY CEB-G128のメモリーカードを使用した場合、ロスレス圧縮RAW［L］時/12bit時）、連続撮影速度は約10コマ/秒（高速連続撮影［拡張］時の最大撮影速度）に向上した。

AF性能では493点（静止画モード、撮像範囲FX、シングルポイントAF時）のフォーカスポイントを採用。「瞳AF」「動物AF」は、「ワイドエリアAF（L）モード」にも対応し、対象の被写体の目だけにピントを合わせることが可能となり、ねらい通りの撮影を実現するとのこと。低照度時のAF性能も改善し、-3EV（静止画モード、シングルAF サーボ［AF-S］、シングルポイントAF［中央時］、ISO 100、F2.0時、常温20度）の暗さまでAF撮影が可能だ。

くわえて、ニコンのデジタル一眼レフカメラに搭載されている「3D-トラッキング」に似た操作性のターゲット追尾AFに対応し、カスタムボタンにターゲット追尾機能を割り当てられる点も特徴。電源オフ時のピント位置維持機能も新たに搭載した。

このほか、動画撮影は最大3840×2160/60pの4K UHD動画記録に対応。背面モニターは、チルト式3.2型タッチパネル液晶（210万ドット）を搭載。電子ビューファインダーは約369万ドットで、Quad-VGAの有機ELパネルを採用し、視野率が約100％、ファインダー倍率が約0.8倍、対角視野角が約37度。ダブルスロットを装備し、外部記録媒体は、CFexpressカード（Type B）、XQDカード、SD/SDHC/SDXCメモリーカード（SDHC/SDXCはUHS-II規格に対応）をサポートする。

本体サイズは134（幅）×100.5（高さ）×69.5（奥行）mm、重量は約705g（バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く）、約615g（本体のみ）。

市場想定価格は約400,000円。

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