2020年10月14日　13:52

ニコン、14コマ/秒の連写を実現したフルサイズミラーレス「Z 6II」

ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z 6II」を発表。ボディ単体をラインアップし、10月16日10時より予約を行い、11月6日に発売する。

2018年11月発売の「ニコン Z 6」の後継機種。高い描写力を継承しながら、画像処理エンジンを2つ搭載した「デュアル EXPEED 6」を採用し、AF/AE追従で連続撮影速度が「Z 6」の約12コマ/秒から約14コマ/秒に高速化し、連続撮影可能コマ数は約35コマから約124コマと、「Z 6」の約3.5倍に増加。決定的な瞬間をより確実に捉えられるという。

また、有効2450万画素のCMOSセンサーを搭載。AFは273点のフォーカスポイントを採用。ISO 100～51200の広い常用感度域をカバー。ボディ内手ブレ補正を備えており、イメージセンサーシフト方式5軸補正を採用する。

動画撮影では、4K UHDが最大60p（ファームウェアVer.1.10以降）、フルHDが最大120pに対応。動画撮影時にも「瞳AF」「動物AF」が使用でき、高い精度で人物や犬、猫の瞳にピントを合わせることができる。HDMIケーブル経由で外部レコーダーに接続することで、4K UHD、フルHDの12bit RAW動画出力が可能なほか、豊富な情報を生かしたカラーグレーディングに活用できる。くわえて、10bitの「N-Log」やHLG（Hybrid Log-Gamma）方式のHDR動画の出力にも対応する。

バッテリーまわりでは、USB充電にくわえ、電源ON時の給電も可能。インターバルタイマー撮影やタイムラプス動画撮影など長時間の撮影の時にも使用できる。消費電力を抑えた「パワーセーブ」機能も搭載する。

さらに、記録メディアはダブルスロットを採用。高速書き込みや読み出しに対応するCFexpress（Type B）/XQDカードスロットに加え、SDカード（UHS-II対応）スロットも搭載。「デュアルEXPEED 6」の採用により、ダブルスロットでも速度を落とすことなくメモリーカードへの書き込みが行える。

このほか、背面モニターはチルト式3.2型液晶（タッチパネル）を搭載。本体サイズは134（幅）×100.5（高さ）×69.5（奥行）mm。重量は約705g（バッテリー、メモリーカードを含む）/約615g（本体のみ）。

市場想定価格は約270,000円。