2010年09月15日　13:40

ニコン、タッチパネル有機EL搭載「COOLPIX S80」

ニコンイメージングジャパンは、デジタルカメラ「COOLPIX S」シリーズの新モデル「COOLPIX S80」を発表。10月7日より発売する。

モニターに約82万ドット表示のタッチパネル式3.5型ワイド有機ELを採用したのが特徴。液晶モニターと比べsRGBで約150%の広色域により、被写体を細部まではっきりと色鮮やかに表現する。自発光式のため、画面上に光の強弱をダイレクトに表し、夜景の暗部なども高コントラストでくっきりと再現することが可能だ。さらに、高度な処理能力を有する集積回路（IC）を新たに採用し、従来機種「COOLPIX S70」よりタッチパネルの反応速度が向上し、直感的で快適な操作感を実現する。タッチパネルにはほぼすべての操作ボタンが集約しており、ピントと露出を合わせて撮影できる「タッチシャッター」機能や、画像再生時の「2本指拡大・縮小」、「2本指高速画像送り」など、指で画面に軽く触れるだけで撮影・再生・画像編集操作が行える。

デザイン面では、カメラとしての基本性能と快適な操作性を備えつつ、約16.5（奥行）mmのスリムボディを実現。スライドカバーを電源スイッチに連動させ、操作ボタンはシャッターボタンだけを配置するなど、凹凸などの形状をそぎ落とし、シンプルなデザインに仕上げている。

性能面では、新画像処理エンジン「EXPEED C2」や、35mm判換算で35mmからの光学5倍ズームレンズ、1410万画素CCDを搭載。機能面では、PCを使わずに撮影した画像から人物の顔を検出し、人物の肌をなめらかにするなどの編集ができる「メイクアップ効果」や、6つのフィルター効果で画像を簡単に編集できる機能を搭載する。

このほか、1280×720ドットのHD動画をステレオ音声付きで撮影することが可能。動画撮影中でも最大5倍の光学ズームが可能となったほか、HDMI端子を装備しており、ハイビジョン対応TVで高精細な写真や動画を楽しむこともできる。

対応外部メディアは、SD/SDHC/SDXCメモリーカード。本体サイズは98.8（幅）×62.6（高さ）×16.5（奥行）mm（突起部除く）で重量約133g（バッテリー、SDメモリーカード含む）。ボディカラーとして、カーディナルレッドとプラウドブラックを用意。価格はオープン。

ニコン