2023年05月24日　11:09

ソニー、18-50mm相当ズームレンズ搭載のVlog撮影向けカメラ「VLOGCAM ZV-1 II」

ソニーは、「VLOGCAM」シリーズより、レンズ一体型のデジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1 II」を発表した。ラインアップは、デジタルカメラ本体「VLOGCAM ZV-1M2」、およびシューティンググリップキット「VLOGCAM ZV-1M2G」を用意。5月30日10時から予約販売を受け付け、6月23日に発売する予定だ。

「VLOGCAM ZV-1 II」は、新たに開発した「ZEISS Vario-Sonnar T* 18-50mm（※1） F1.8-4ズームレンズ」を搭載したのが特徴。レンズ先端からの撮影距離は、広角側が約5cm、望遠側が約15cm。撮像素子は、有効約2010万画素の1.0型積層型イメージセンサーExmor RSを、画像処理エンジンは「BIONZ X」を装備した。

動画機能は、最大4K/30pの4K動画記録に対応。歩きながら安定した手持ち撮影をサポートするという、動画専用の電子式手ブレ補正機能「アクティブモード」を備える。また、なめらかな映像をとらえる最大5倍スローモーション撮影に加えて、最大60倍のスピード感ある映像を撮影できるクイックモーション撮影にも対応（※2）。「VLOGCAM」シリーズで定評のある「商品レビューモード」「背景ぼけ切り替え」も引き続き搭載した。

Vlog撮影向け機能では、映画のワンシーンのような、印象的な映像表現を直感的に撮影できるという「シネマティックVlog設定」機能を搭載。グループショットでも顔がくっきりするように、カメラが自動でぼけ量の調整を行う、複数人顔認識機能（※3）も備えた。

音声機能では、主役の声をクリアに録音できる「インテリジェント3カプセルマイク」を新たに搭載。オート時は、人物の顔や被写体をカメラが認識して、自動的に内蔵マイクの指向性を切り替える（前方または全方位）（※4）。加えて、自撮り撮影のときは［前方］、街の様子などを話しながら撮影する場合には［後方］など、撮影シーンに合わせたマニュアル設定が可能だ。ウインドスクリーンも付属する。

このほか、背面には、タッチ操作対応のバリアングル液晶モニターを装備。インターフェイスでは、USB Type-Cポートも用意する。本体サイズは約105.5（幅）×60（高さ）×46.7（奥行）mm、重量は約292g（バッテリーとメモリーカードを含む）。ボディカラーは、ブラック、ホワイト。

市場想定価格は、「VLOGCAM ZV-1M2」が120,000円前後、「VLOGCAM ZV-1M2G」が136,000円前後。

（※1）35mm判センサー相当

（※2）S＆Qモード時の記録フォーマットは、XAVC S HDになる。音声は記録できない。Class 10以上のSDHC/SDXCメモリーカードが必要。100Mbps記録時にはUHS-I（U3）のSDHC/SDXCメモリーカードが必要。

（※3）アクティブモードでは撮影画角が少し狭くなる。記録フレームレートが120pになる記録方式および「スロー＆クイックモーションフレームレート」が120fpsの際は、アクティブモードは［切］に固定される。記録フレームレートは整数で表しているが、実際のフレームレートは以下のとおり。24p：23.98 fps、30p：29.97 fps、60p：59.94 fps、120p：119.88 fps

（※4）動画/S＆Qモード時。ワイド側。iAUTOモード選択時。背景ぼけスイッチ［ON］や被写体認識が［OFF］の場合は動作しない

（※5）撮影設定によって指向性が固定されることがある