2011年01月25日　19:55

パナソニック、光学5倍ズームのフルHD対応「FX77」

パナソニックは、コンパクトデジタルカメラの新モデル「LUMIX DMC-FX77」を発表。2月25日より発売する。

光学5倍ズーム（35mm判換算24～120mm）に対応する新開発の薄型レンズ「ライカDC VARIO-SUMMARIT（バリオ・ズマリット）」を採用。新開発の2段沈胴メカニズムを採用し、従来モデル「DMC-FX70」よりも薄い、厚さ20.6mmのスリムボディを実現している。また、アルゴリズムの最適化とソフト処理の高速化を図ることで、「DMC-FX70」と比べてAFスピードが33%向上している。

撮像素子には、高速読み出し対応の1210万画素ハイスピードCCDセンサーを搭載。AVCHD形式でのフルハイビジョン動画（1920×1080ドット/60i・センサー出力30コマ/秒）の撮影が可能だ。さらに、動画撮影の手ブレ補正機能では、電子式手ブレ補正を組み合わせることで、広角・歩き撮り時のブレを抑える「アクティブモード」を備えている。

背面モニターには、「DMC-FX70」よりも大型化した16:9比率の3.5型タッチパネル液晶（23万ドット）を搭載。「タッチでズーム」「タッチでシャッター」「タッチでオートフォーカス」といったタッチ操作での機能を利用できる。また、撮影後のタッチ操作での写真編集・整理機能を強化。人物の顔に対して「肌透明感」「テカリ除去」などの効果を追加できる「ビューティレタッチ」と、明るさや彩度、コントラスト補正を±6段階の効果で追加できる「アートレタッチ」を新たに備えている。

このほか、超解像技術を用いた「iAズーム」を備えており、解像感を損なわずに最大6.5倍のズーム撮影が可能。20コマ（4秒間）の連写撮影後に2枚を抽出して3D画像を作成する「スライド3D撮影機能」も備えている。撮影した3D画像は、同社の3D対応テレビ「VIERA」で表示することが可能だ。シーンを自動で判別し最適な設定にしてくれる「おまかせiA」機能も備えている。

本体サイズは、99.7（幅）×55.2（高さ）×20.6（奥行）mm（突起部を除く）で重量約142g（バッテリー、メモリーカード含む）。外部記録メディアとして、SDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応。静止画撮影可能枚数は約200枚（CIPA規格）。ボディカラーは、グラマラスピンク、レオパードゴールド、スエードブルー、リリーホワイトの4色となる。

価格はオープン。

パナソニック