2011年02月09日　14:55

ニコン、光学18倍ズームレンズを搭載した「S9100」

ニコンイメージングジャパンは、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S」シリーズの新モデル「S9100」を発表。3月より発売する。

「COOLPIX S」シリーズで新たにラインアップされたモデルで、焦点距離25～450mm（35mm判換算）となる新開発の光学18倍ズームNIKKORレンズを搭載。撮像素子には、1210万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、「夜撮りキレイテクノロジー」がより進化しているのがポイントだ。さらに、「夜景ポートレート」「逆光」「夜景」の3つのシーンモードに、自動連写合成を採用しており、感度やシャッタースピードを変えて高速連写して合成させることで、撮影環境に左右されない写真に仕上げることができるという。

また、新機能として、上下・左右方向に対応したダイナミックなパノラマ写真を撮影することができる「かんたんパノラマ」を搭載。画角を180度または360度から選択することができ、カメラをガイドに合わせて好きな方向へ動かすことで、撮影写真を自動合成し、1枚の作品に仕上げることが可能だ。さらに、犬や猫が正面を向くとカメラが自動的に顔を認識し、ピントを合わせ自動撮影する「ペットモード」、撮影時のメニュー設定で、静止画・動画で色味やコントラストを変え、繊細な感じやインパクトのある効果を出すことができる「スペシャルエフェクト」なども備えている。

背面モニターには、約92万ドット表示対応の3.0型液晶を装備。日差しの強い真夏や晴天下の屋外撮影、照明の反射がある屋内撮影などでも、撮影や設定操作、画像確認が容易に行える。より広い色域をカバーするsRGB相当の色再現性を実現している。

動画撮影では、1920×1080ドット/30fpsのフルハイビジョン動画撮影が可能。ステレオ音声で記録することができるほか、動画撮影時の光学ズーム使用も可能だ。1/8、1/4、1/2の速度で再生する「スローモーション動画」と、2倍の速度でコミカルな動画を再生する「早送り動画」で構成される「HS動画」を備えている。

このほか、電源ボタンを押してから約1.0秒で起動可能。ピント合わせを0.16秒で行えるほか、シャッターボタンを押してから約0.25秒でシャッターが切れるようになっている。

対応外部メディアは、SDメモリーカード（SDHC/SDXC）。電源には、リチウムイオン電池「EN-EL12」を使用し、撮影可能枚数は約270枚（EN-EL12使用時）となる。104.8（幅）×62.0（高さ）×34.6（奥行）mm（突起部除く）で重量約214g（バッテリー、SDメモリーカード含む）。ボディカラーは、グロリアスレッド、ノーブルブラック、ソフィアゴールドの3色を用意する。

価格はオープン。

ニコン