2013年05月14日　15:00

パナソニック、ファインダー搭載の光学7.1倍ズームコンデジ「DMC-LF1」

パナソニックは、ファインダーを採用した光学7.1倍ズームレンズ搭載のコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-LF1」を発表。6月20日より発売する。

開放絞り値がF2.0～5.9の光学7.1倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ。同社のコンデジではハイエンドモデルとなる。コンパクトボディながら、レンズは35mm判換算で28～200mm相当の画角をカバーし、ボケを生かした個性的な作品づくりが可能だ。ファインダーを搭載したのが特徴で、液晶モニターだけでは確認がしにくい明るい日中での撮影で威力を発揮する。

操作性では、コントロールリングを搭載。撮影モードに合わせて「ズーム」、「ISO感度」、「絞り」、「シャッタースピード」などの設定に使用することができ、マニュアル感の高い操作が可能だ。また、撮影アシスト機能として、構図ガイド機能を搭載。被写体に合わせて、「黄金分割」「対角線」「トンネル」「放射線」「S字」のガイドラインを選んで撮影することができる。

Wi-Fi機能やNFCも搭載した。専用アプリの「Panasonic Image App」（iOS用/Android用)をスマートフォンやタブレット端末にインストールすることで、スマホからのリモート撮影や再生、写真・動画転送などを行うことができる。リモート撮影では、スマホの画面上をタッチしてシャッターを切れる「タッチでシャッター」にも対応した。また、NFCでは、スマホをカメラにかざすだけで、Wi-Fiの初期設定や接続、写真転送をすることが可能だ。SNSとの連係も楽しめる。

画質面では、有効画素数が1210万画素の1/1.7型MOSセンサーを搭載。感度設定は、ISO80～12800（拡張）までに対応。夜景や暗い室内などでも、シャッタースピードを高めてぶれの少ない写真を撮影することができる。また、画像処理エンジンの「ヴィーナスエンジン」が、高感度撮影時のノイズを低減。新2次元ノイズリダクションや新マルチプロセスノイズリダクションにより、ざらつきのないクリアな画質を実現した。

そのほか、ボディ背面に3型液晶（約92万ドット）を装備。電子水準器も搭載した。表現したいイメージを15種類の効果から選べる「クリエイティブコントロール」や、撮影後に15種類のフィルター効果をかける「クリエイティブレタッチ」、パノラマ撮影時にフィルター効果をかけられる「クリエイティブパノラマ」といったエフェクト機能も内蔵している。

主な仕様は、通信規格がIEEE 802.11b/g/nに準拠。搭載レンズは非球面レンズ7面4枚を含む8群10枚で構成。開放絞り値はF2.0～5.9。合焦範囲は、通常で50cm（W端）/80cm（T端）～無限遠、AFマクロ/インテリジェントオート/動画撮影時で3cm（W端）/80cm（T端）～無限遠。デジタルズームの超解像iAズーム/EX光学ズームは、14.3倍/最大13.9倍（4:3 300万画素以下のモード時）。シャッタースピードは250～1/4000秒。外部メモリーはSDXCメモリーカードをサポートする。インターフェイスは、AV出力（NTSC、モノラル）、USB2.0 High-SPEED（マスストレージ/PTP）、HDMI端子（micro HDMI TypeD）を装備した。

本体サイズは、約102.5（幅）×62.1（高さ）×27.9（奥行）mm（突起部を除く）。重量は約192g（バッテリー、メモリーカード含む）。

価格はオープン。