2014年05月29日　11:58

オリンパス、「TG-3」をベースにした工事用カメラ「工一郎」

オリンパスイメージングは、工事現場での撮影に特化した工事写真用カメラ「OLYMPUS STYLUS（スタイラス） TG-3 工一郎（こういちろう）」を発表。同社オンラインショップにて7月より発売する。

「STYLUS TG-3 Tough」をベースにした工事写真用カメラ。防水・防塵性能、耐落下衝撃性能、耐低温の性能に加えて、F2.0の明るいレンズ、高機能なマクロ撮影のほか、工事写真向けの機能を搭載するのが特徴。故障、破損、水損、火災、盗難などのトラブル時に安心な2年間のカメラ保険（無料）が付属。カメラを衝撃や傷から守るシリコンジャケットが同梱される。

工事写真向けの機能として、工事写真専用のシーンモードを搭載。トンネル坑道内のほこりが多く薄暗い場所や、フラッシュ撮影時の黒板の文字やコンベックス目盛りなどの反射、広い空間を写すと奥の方が暗くなるなどの問題の解決をサポートする。シーン選択は、「工事写真クリアモード1」「工事写真クリアモード2」「工事写真クリアモード3」「屋内撮影」「スローシャッター」「資料モード」と全6種類。プロでも撮影が難しい工事現場でも簡単操作で、素早く確実な写真を残すことが可能だ。

また、電源を入れるだけで、国土交通省「デジタル写真管理情報基準」などが推奨する画像サイズに設定できる「簡単CALS」（120万画素相当・1280×960）を搭載し、スムーズな電子納品をサポート。ON、OFFが可能なので、撮影目的にあわせて異なる撮影サイズで起動することもできる。

さらに、改ざん防止機能付きSDWORMカードに対応。難しい撮影状況下でも正しく色を再現する「ワンタッチホワイトバランス」や、操作開始時に日付設定を行う「日付設定忘れ防止」機能、撮影時に水平垂直がひと目でわかる「25分割罫線表示」、撮った写真に4秒間の音声記録が可能「静止画録音」を搭載。写真のファイル名先頭4文字の変更が可能な「ファイル名編集」機能、撮影画像の加工の有無を判定する情報を画像に付加できる「オリジナル画像判定」を備える。

基本性能では、35mm判換算で広角25mm～中望遠の100mmに相当する光学4倍ズームレンズを搭載。F2.0の明るい大口径レンズを採用し、暗くて狭い室内や撮影ポイントが制約される現場でもISO感度を低く抑え、ノイズの少ない撮影が可能だ。撮像素子には1600万画素の裏面照射型CMOSセンサー（1/2.3型）を、画像処理エンジンに「TruePic VII」を搭載。手ぶれ補正機能として、デジタル一眼のアルゴリズムを搭載した「CMOSシフト式手ぶれ補正」を採用する。

このほか、撮影した場所の位置情報を記録する「GPS」と「電子コンパス」を搭載。Wi-Fiも内蔵する。背面モニターは46万ドットの3.0型液晶モニターを装備。記録メディアは、内蔵メモリー（36MB）、SD/SDHC/SDXCメモリーカード（UHS-I対応）、Eye-Fiカードに対応。本体サイズは111.5（幅）×65.9（高さ）×31.2（奥行）mm。重量は247g（バッテリー、メモリーカード含む）。

価格はオープン。

オリンパス