2015年03月02日　18:47

ニコン、光学83倍の超高倍率ズーム「COOLPIX P900」

ニコンイメージングジャパンは、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P」シリーズの新モデル「COOLPIX P900」を発表。3月19日より発売する。

35mm判換算で、広角24mm相当から超望遠2000mm相当までをカバーする、光学83倍の超高倍率モデル。開放F値はF2.8-6.5を採用。レンズ構成は12群16枚（EDレンズ5枚、スーパーEDレンズ1枚）で、スーパーEDレンズを採用した明るい大口径レンズにより、超望遠2000mm相当でもF6.5の明るい描写を実現。電子ズーム領域でも解像感を保つ「ダイナミックファインズーム」を利用することで、最大166倍、約4000mm相当での撮影も可能だ。

撮像素子は有効画素数1605万画素の1/2.3型原色CMOSセンサーを採用。感度設定はISO 100～6400に対応する。手ぶれ補正では、角速度センサーと画像情報をもとに算出した2つのブレ情報を新開発のVRアルゴリズムで演算する「デュアル検知光学VR」を採用し、レンズシフト方式で5.0段の補正効果を実現した。

また、新フォーカス機構を搭載し、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでのタイムラグを、最広角側で約0.12秒、最望遠側で約0.75秒の高速化を実現。シーンモードでは、カメラの設定が難しい月や野鳥の撮影も簡単行える専用のシーンモード「月モード」「鳥モード」を搭載した。

さらに、視野率約100％で約92万ドットの0.2型液晶の電子ビューファインダーを装備。アイセンサーを備えており、ファインダーに目を近づけるだけで、液晶モニター撮影から電子ビューファインダー撮影へ自動的に切り替えることが可能。Wi-Fiを内蔵するほか、NFCにも対応する。

このほか、約7コマ/秒の連写撮影やフルHD動画、タイムラプス動画に対応。位置情報を記録できるGPSを内蔵する。背面モニターは広視野角のバリアングル3型液晶（約92万ドット）を搭載。記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードをサポート。バッテリー寿命は約360枚。

本体サイズは139.5（幅）×103.2（高さ）×137.4（奥行）mm。重量は約899g（電池、SDメモリーカードを含む）。

直販価格は75,060円。

ニコン