2019年07月11日　07:00

オリンパス、工事写真専用モード6種を備えた工事現場用カメラ「TG-6 工一郎」

オリンパスは、工事写真専用の撮影モードを備えた工事現場用カメラ「TG-6 工一郎（こういちろう）」を発表。同社オンラインショップにて、9月中旬から発売する。

「OLYMPUS Tough TG-6」をベースにした工事写真用カメラ。IPX8相当の防水性能、IP6X相当の防塵性能15m、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温マイナス10度に対応。撮影レンズ前面は、保護ガラスのダブルガラス化による高い耐結露性を備える。

撮影面では、F2.0（35mm判換算、焦点距離25mm相当の広角端において）の広角25mm（35mm判換算値）ズームレンズを搭載。狭い室内や撮影ポイントが制限される現場でも、広い範囲の撮影が可能になるという。また、電源をオンにしてもレンズはくり出ない仕様となっている。

工事写真向けの機能として、撮影条件に合わせた設定が行える「工事写真専用モード」を採用した。シーン選択は、“雪降り現象”を抑える「工事写真クリアモード1」、暗い現場での手持ち撮影が可能になる「工事写真クリアモード2」、明暗差の激しい被写体に適した「工事写真クリアモード3」に加えて、「屋内撮影」「スローシャッター」「資料モード」の全6種類を用意する。

また、電源を入れるだけで、国土交通省の「デジタル写真管理情報基準」準拠の画像サイズに設定できる「簡単CALS」も装備。CALS 120万画素相当（1280×960）、CALS H 280万画素相当（1920×1440）が選べ、スムーズな電子納品をサポートする。

さらに、国土交通省の特記仕様書記載例に準拠した信憑性確認情報を、撮影と同時に記録する「オリジナル画像判定」を採用。改ざん検知機能を持つJACICのシステム「デジタル工事写真　信憑性チェックツール」やそのほかの信憑性確認（改ざん検知機能）を有するソフトウェアを利用することで、オリジナル画像かどうかを簡単に判定できるという。

このほか、静止画に対応した「日付映し込み」機能、日付設定しないと電源オフ以外の操作ができない「日付設定忘れ防止」機能、ファイル名の規則を変更できる「ファイル名編集」機能も装備した。本体サイズは113（幅）×66（高さ）×32.4（奥行）mm（突起部含まず）。重量は253g（バッテリー、メモリーカード含む）。

価格はオープン。

オリンパス