2023年02月17日　12:54

ソニー、PTZオートフレーミング機能搭載の4K旋回型カメラ「SRG-A40」「SRG-A12」

ソニーは、4K対応の旋回型カメラ「SRG-A40」「SRG-A12」を発表した。6月15日から発売する。

いずれも、リモートコントロールによるパン・チルト・ズームのカメラワークに対応するほか、新たに「PTZオートフレーミング機能」をカメラ本体内に搭載したのが特徴。「PTZオートフレーミング機能」は、AIの活用によってねらった被写体（人物）を自動で追尾し、被写体の動きに合わせて構図まで調整しながら、カメラが自動旋回するのが特徴。これにより、「カメラを操作するオペレーターが不在であったり、カメラ操作に慣れていないオペレーターでも、カメラ自体が被写体をとらえ続けながら、自然な構図で映像を撮影する」と同社では説明する。

仕様面では、1/2.5型の4K CMOSイメージセンサーExmor R（エクスモアアール）を装備。4Kで最大30fps（QFHD［3840×2160］）、フルHDで60fps撮影をサポートする。また、「SRG-A40」は光学20倍ズームに加えて、独自の画像処理技術によって解像感を保ったままズーミングできる全画素超解像ズームにより、4Kで最大30倍（HD撮影の場合は40倍まで対応。「SRG-A12」は光学12倍ズーム対応）まで撮影が可能だ。

このほか、両モデルはテレコンバートモードに対応し、「SRG-A40」は80倍、「SRG-A12」は24倍まで対応（両モデルともに本体がフルHD撮影［1920x1080］の時のみ対応）。これにより、「広いホールや講義室でも、全体の俯瞰映像から被写体のクローズアップまで1台で撮影できる」という。加えて、あらかじめ登録したカメラの向きやズーム情報を呼び出すプリセット機能も備えた。

市場想定価格は、「SRG-A40」が421,000円前後、「SRG-A12」が355,000円前後。

SONY