2021年06月02日　15:45

ニコン、フルサイズミラーレス向け標準マイクロレンズ「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」を6/25発売

ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ（ニコンFXフォーマット）ミラーレスカメラ対応の標準マイクロレンズ「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」を発表。6月25日より発売する。

被写体を大きく写すマクロ撮影からスナップ撮影まで幅広いシーンに対応する、小型・軽量のマイクロレンズ。同日発表の「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」と同様に、NIKKOR Zレンズ初のマイクロレンズになるという。

また、最短撮影距離は0.16m、最大撮影倍率は1.0倍。被写体に近づき、マイクロレンズ特有の美しいボケを生かした立体感のある表現や、細部までの忠実な描写が可能だ。マクロ撮影のほか、焦点距離50mmの画角を生かしたスナップ撮影など、標準単焦点レンズとしても楽しめる。

さらに、大口径でたくさんの光を取り込める「Z マウント」の採用により、高い光学性能を実現。画像周辺部まで解像感の高いシャープな描写力と、マイクロレンズならではの被写体を引き立たせる自然なボケを可能にする。

加えて、近距離から遠距離まで色収差を抑制するレンズ構成により、色にじみやフチの色づきを抑えた美しいボケが得られるという。フォーカス時に前方部分のレンズ群を動かす「前群繰り出し方式」の採用や、STM（ステッピングモーター）の搭載により、従来のニコンの標準マイクロレンズと比べて大幅な小型・軽量化を実現している。

主な仕様は、焦点距離が50mm、最大口径比が1：2.8、レンズ構成が7群10枚（EDレンズ1枚、非球面レンズ1枚、最前面のレンズ面にフッ素コートあり）、画角が47度（撮像範囲 FX）/31度30分（撮像範囲 DX）、最短撮影距離が撮像面から0.16m、最大撮影倍率が1倍。

このほか、本体サイズは74.5mm（最大径）×66mm（レンズマウント基準面からレンズ先端まで）。重量は約260g。

価格は94,160円。