2022年04月22日　13:48

ソニー、パワーズームGレンズ「FE PZ 16-35mm F4 G」を2022年夏に発売延期

ソニーは、4月28日の発売を予定していた、「α」Eマウント対応の広角パワーズームGレンズ「FE PZ 16-35mm F4 G SELP1635G」について、発売を延期すると発表。新しい発売時期は2022年夏を予定しており、確定次第あらめて案内するという。

発売延期の理由として、同社は「世界的な物流遅延の影響により発売を延期させていただく」と説明している。

また、特約店から同社への注文の受付、およびソニーストアでの注文の受付を一時停止することにしたという。

「FE PZ 16-35mm F4 G SELP1635G」は、開放F4の明るさで、焦点距離16～35mmのズーム全域をカバーする広角パワーズームGレンズ。XD（extreme dynamic）リニアモーターを、オートフォーカス機構に加えて、新開発のパワーズーム機構にも搭載。スローズームをはじめ、幅広いズーム速度の静粛なコントロールを可能にするという。

また、ズーム・フォーカス時にレンズの長さの変わらないインナーズーム・インナーフォーカス方式を採用。レンズの重心変動が少なく、ジンバル使用時などでも安定した撮影を可能とした。

さらに、本体の重量は、従来モデル「SEL1635Z」と比べて約30％軽量化。35mmフルサイズセンサー対応のズーム全域開放F値4の広角ズームレンズとして「世界最軽量」（2022年3月22日広報発表時点。同社調べ）をうたう、約353gを実現している。

レンズ構成は12群13枚で、2枚の高度非球面レンズ（AAレンズ advanced aspherical）や1枚のED（特殊低分散）非球面レンズを採用。スーパーED（特殊低分散）ガラスおよびEDガラスを1枚ずつ採用し、色収差を低減するという。

このほか、防塵防滴に配慮した設計（埃や水滴の浸入を完全に防ぐものではない）を採用。レンズ表面にはフッ素コーティングを施した。

主な仕様は、焦点距離が16～35mm、焦点距離イメージが24～52.5mm（撮像素子がAPS-Cサイズのレンズ交換式デジタルカメラ装着時の35mm判換算値）、画角が83～44度（APS-C、35mm判換算値）/107～63度（35mm判）、開放絞りがF4、最小絞りがF22、絞り羽根が7枚（円形絞り）、最短撮影距離が0.28m（W端）/0.24m（T端）、最大撮影倍率が0.23倍、フィルター径が72mm。

本体サイズは80.5（最大径）×88.1（長さ）mm、重量は約353g。

市場想定価格は165,000円前後。

SONY