2022年11月04日　10:38

富士フイルム、最短撮影距離10cmの標準マクロ「XF30mmF2.8 R LM WR Macro」

富士フイルムは、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」用交換レンズ「XFレンズ」の新ラインアップとして、「フジノンレンズ XF30mmF2.8 R LM WR Macro」を11月25日に発売すると発表した。

標準30mm（35mm判換算で46mm相当）の焦点距離を持つ単焦点レンズ。標準30mmの画角を生かし、自然な遠近感のあるポートレート撮影やスナップ撮影が可能とのこと。

レンズ構成は、非球面レンズ3枚とEDレンズ2枚を含む9群11枚を採用。最短撮影距離10cm（センサー面から被写体までの距離）により、レンズ先端から最短約1.2cmまで被写体に近づいて撮影することが可能。加えて、最大撮影倍率1倍（35mm判換算で1.5倍相当）を実現している。

また、リニアモーターにより駆動させるインナーフォーカス方式を採用。最短約0.02秒（CIPAガイドライン準拠、内部測定方法。ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T4」装着時。位相差AF使用時、ハイパフォーマンスモードON時のAF速度）の高速・高精度AFを実現したという。

さらに、非球面レンズの形状や配置を最適化。レンズの構成部品を軽量化したことで、重量約195g、長さ約69.5mm、フィルター径43mmのコンパクト設計を実現。外装に金属部品を使用した。このほか、鏡筒の9か所にシーリングを施した防塵・防滴・-10度の耐低温構造を採用した。

主な仕様は、レンズ構成が9群11枚（非球面レンズ3枚、EDレンズ2枚）、焦点距離がf=30mm（46mm）、画角が50.7度、最大口径比（開放絞り）がF2.8、最小絞りがF22、絞り羽根枚数が9枚（円形絞り）、ステップ段差が1/3ステップ（全19段）、最短撮影距離（撮像素子面からの距離）が0.1m、最大撮影倍率が1倍、フィルター径が43mm。

本体サイズは約60（最大径）×69.5（長さ）mm（先端よりマウント基準面まで）、重量は約195g（レンズキャップ、フードを含まず）。

価格は97,900円。