2023年05月19日　12:02

キヤノン、フラッグシップズームレンズ「RF100-300mm F2.8 L IS USM」を5/26発売

「RF100-300mm F2.8 L IS USM」

※作例

「RF100-300mm F2.8 L IS USM」

キヤノンは、5月下旬の発売を予定していた、フラッグシップモデルの大口径望遠ズームレンズ「RF100-300mm F2.8 L IS USM」の発売日を決定。5月26日より発売する。なお、同社では、同モデルの供給状況について、「すでに注文していても、2023年内の受け渡しが難しい場合がある」とアナウンスしている。

最高水準の性能を追求した「L（Luxury）」レンズならではの高画質と、すぐれた機動力を両立したという大口径望遠ズームレンズ。たとえば、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」（2019年11月発売）よりも望遠域の表現にこだわりたいユーザーや、「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」（2020年8月発売）よりも明るい開放絞り値を求めるユーザーなどに適しているという。

具体的には、「フルサイズCMOSセンサー対応の焦点距離300mmを含むF2.8ズームレンズ」として世界最軽量（2023年4月19日時点、同社調べ）をうたう、重量約2590gを実現。ズーム全域でF2.8の明るさを生かした撮影が行えるため、「光量が不足しがちな室内スポーツなどで、より低感度・速いシャッタースピードで被写体の動きを鮮明にとらえられる」と同社では説明する。

また、「RFマウント」の特徴である大口径・ショートバックフォーカスを生かし、1枚の蛍石レンズと4枚のUDレンズ、1枚のガラスモールド非球面レンズを含む、18群23枚の光学設計によって、「画質劣化の原因となる諸収差を低減し、ズームレンズながら、単焦点Lレンズに迫る高画質を実現する」とのことだ。

加えて、フォーカスレンズ群とフローティングレンズ群を、2つの「ナノUSM（超音波モーター）」で個別に駆動して最適に制御する、電子式フローティングフォーカス制御も採用。このほか、別売りのエクステンダーを装着することで、焦点距離600mm（2020年7月発売「エクステンダー RF2×」装着時。2020年7月発売「エクステンダー RF1.4×」装着時は焦点距離420mmまで拡大）まで望遠域を拡大でき、多様な撮影シーンに対応するのも特徴だ。

主な仕様は、レンズ構成が18群23枚、絞り羽根枚数が9枚、最小絞りがF22、最短撮影距離が1.8m、最大撮影倍率が0.06倍（100mm時）/0.16倍（300mm時）、フィルター径が112mm。本体サイズは128（最大径）×323.4（長さ）mm、重量は約2590g。

キヤノンオンラインショップでの直販価格は1,504,800円。