2023年09月13日　13:05

パナソニック、LUMIX G/ライカDGの望遠ズームレンズ2製品をリニューアル

パナソニックは、マイクロフォーサーズシステム規格の交換レンズとして、大口径望遠ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm / F2.8 / POWER O.I.S. H-ES35100」と超望遠ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S. H-RSA100400」を発表。同社公式サイトで9月15日10時から予約を開始し、10月27日より発売する。

いずれも、「ライカの厳しい光学基準をクリアした」という望遠ズームレンズ。なお、同社の「マイクロフォーサーズシステム用交換レンズ」ラインアップは32本、その中でLEICA DGレンズは15本となる。

■「LEICA G VARIO-ELMARIT 35-100mm / F2.8 / POWER O.I.S.」

35mm判換算で70-200mm相当の画角をカバーする大口径望遠ズームレンズ。ライカDGレンズへリニューアルしており、ズーム全域で開放F値2.8「ELMARIT（エルマリート）」の明るさを実現。F2.8の明るさを生かした夕景の撮影や、被写体を際立たせる望遠ならではのボケ味の撮影などを楽しめるという。

レンズ構成は13群18枚で、UEDレンズ1枚、EDレンズ2枚を最適配置。独自技術のナノサーフェスコーティングを採用したほか、新たにレンズ内部に不要光をカットする遮光部材を追加したことで、ゴーストやフレアの少ないクリアでより自然な色彩表現が可能になったという。

このほか、ボディ・レンズ両方の手ブレ補正が可能な「Dual I.S. 2」に対応。望遠端（35mm判換算で200mm）での手持ち撮影やスローシャッターを生かした夜景撮影でも手ブレを効果的に抑えた表現が可能だという。

主な仕様は、レンズ構成が13群18枚（UEDレンズ1枚、EDレンズ2枚含む）、画角が34度（W）～12度（T）、絞り羽根枚数が7枚羽根（円形虹彩絞り）、最小絞りがF22、最短撮影距離が0.85m～∞（撮像面から）、最大撮影倍率が0.1倍（35mm判換算で0.2倍）、フィルター径が58mm。

本体サイズは67.4（最大径）×99.9（レンズ先端より、レンズマウント基準面まで）mm、重量は約360g（レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず）。

価格は154,000円。

■「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.」

35mm判換算で200-800mm画角をカバーするライカ DG超望遠ズームレンズ。新たにテレコンバーターに対応しており、別売りで同時発売の2.0xテレコンバーター「DMW-TC20A」（※1）を使用することで、1600mmの等倍マクロ撮影（※2）も可能だ。

また、ズームリングの感触や操作性が向上したとのこと。フォーカスにリニアモーターを搭載し、高速・高精度AFを実現。ボディ・レンズ両方の手ブレ補正が可能な「Dual I.S. 2」に対応する。

主な仕様は、レンズ構成が13群20枚（非球面EDレンズ1枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ2枚）、画角がF＝100mm時12度（W）～F＝400mmで3.1度（T）、絞り羽根枚数が9枚羽根（円形虹彩絞り）、最小絞りがF22、撮影可能範囲が1.3m～∞/5.0m～∞（※いずれも撮像面から）、最大撮影倍率が0.25倍（35mm判換算で0.5倍）、フィルター径が72mm。

本体サイズは83（最大径）×171.5（レンズ先端より、レンズマウント基準面まで）mm、重量は約985g（レンズキャップ、レンズリアキャップ、外付け三脚座を含まず）。

価格は220,000円。

（※1）35mm判換算。別売2.0xテレコンバーター「DMW-TC20A」装着時。テレコンバーター使用可能範囲210mm～400mm

（※2）35mm判換算