2012年11月15日　14:30

ニコン、「NIKKOR」レンズの累計生産本数が7500万本に

ニコンは、レンズ交換式カメラ用の「NIKKOR」レンズの累計生産本数が7500万本に達したと発表した。

7500万本は、ニコン一眼レフカメラ用とミラーレス一眼カメラ「Nikon 1」用の交換レンズを合算した累計生産本数で、2012年11月15日時点で発売済みの製品を対象としている。調査は同社によるもの。同社は、2012年5月下旬に「NIKKOR」レンズの累計生産本数が7000万本に達したとしており、それから6か月弱で500万本を追加生産したことになる。

「NIKKOR」レンズは、アマチュアからプロフェッショナルまで幅広いユーザーに使用されており、現在は80種類以上をラインアップしている。最近では、2012年6月に「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR」と「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR」を発売。同年10月には「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」を発表している。

さらに、ミラーレス一眼カメラ用のレンズも拡充しており、「Nikon 1」専用の「1 NIKKOR」レンズでは、2012年9月に「1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6」を、11月に「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」を発売。2011年10月の「1 NIKKOR」発売開始からわずか1年間で、薄型単焦点レンズから標準ズームレンズ、高倍率ズームレンズまで全6本の「Nikon 1」用交換レンズを市場投入している。

なお、同社は1959年に最初の一眼レフカメラ用「NIKKOR」レンズとなる「NIKKOR-S Auto 5cm f/2」を、一眼レフカメラの「ニコンF」と同時に発売した。また、レンズのブランド名である「NIKKOR」は、ニコン創業時の社名「日本光学工業株式会社」の略称であった「日光」の英文表記「NIKKO」に、当時、写真レンズの末尾によくつかわれていた「R」をつけて決定されたという。

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