2014年11月11日　14:43

キヤノン、超望遠レンズ「EF100-400mm」を新コーティングなどでリニューアル

キヤノンは、EOSシリーズ用の交換レンズであるEFレンズシリーズの新製品として、超望遠ズームレンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」を発表。12月下旬より発売する。

1998年12月発売の「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」の16年ぶりの後継機で、プロカメラマン向けの高性能な「L（Luxury）レンズ」。光学特性にすぐれており、色収差を抑える蛍石レンズ1枚とスーパーUDレンズ1枚を含む16群21枚からなる最新の光学設計により、焦点距離100～400mmのズーム全域において、画面周辺部まで高画質を実現している。

また、垂直に近い角度で入射する光に対して大幅な反射防止効果を発揮する、同社独自の新開発コーティング技術「ASC（Air Sphere Coating）」を採用し、フレア・ゴーストを大幅に抑制。手ブレ補正では、シャッター速度換算で従来機種の1.5段分から4段分に大幅に向上。さらに、従来機種に搭載されていたスポーツなどの流し撮りに最適な「ISモード2」に加え、不規則な動きの動体撮影時に最適な「ISモード3」を新たに搭載した。

このほか、ズーム方式を直進式から回転式へと変更し、ホールディングバランスを維持したままの撮影が可能。ズームリングのトルク調整にも対応した。加えて、レンズをカメラに装着したまま取り外せる独立構造の新三脚座を採用する。

主な仕様は、レンズ構成が16群21枚、絞り羽根枚数が9枚、最小絞りが32-40、最短撮影距離が0.98m、最大撮影倍率が0.31倍（400mm時）、フィルター径が77mm。本体サイズは94（最大径）×193（長さ）。重量は1570g。

価格は300,000円（税抜）。

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