2016年08月25日　13:32

キヤノン、手ブレ補正4段分になったLレンズ「EF24-105mm F4L IS II USM」

キヤノンは、レンズ交換式カメラ「EOS」シリーズ用の交換レンズとして、プロ向けの「L（Luxury）レンズ」に属する標準ズームレンズ「EF24-105mm F4L IS II USM」を発表。10月下旬より発売する。

2016年9月8日に発売される一眼レフカメラ「EOS 5D Mark IV」のキットレンズで、従来機種の「EF24-105mm F4L IS USM」（2005年10月発売）を11年ぶりにリニューアルした標準ズームレンズ。非球面レンズ4枚と、レンズ面に対して垂直に近い角度で入射する光に対して大幅な反射防止効果を発揮する特殊コーティング「ASC（Air Sphere Coating）」を採用しており、従来機種と比べて高画質を実現するとともに、歪曲収差の発生の抑制や周辺光量を改善し、フレア・ゴーストの抑制を実現している。

手ブレ補正効果では、IS（手ブレ補正機構）ユニットの採用と最適制御により、シャッター速度換算で従来機種の2.5段から4段へと向上させている。円形絞り羽根は、10枚の構成を採用し、円形に近いボケ形状を実現。最短撮影距離0.45mと最大撮影倍率0.24倍で、機動力の高い撮影をサポートする。

さらに、レンズ最前面と最後面に油や水滴が付着しにくいフッ素コーティングを採用。レンズに付着した油分や水滴を、溶剤を使わずに乾いた布などで簡単に取り除くことが可能だ。

主な仕様は、レンズ構成が12群17枚、絞り羽根枚数が10枚、最小絞りが22、最短撮影距離が0.45m、最大撮影倍率が0.24倍（105mm時）、フィルター径が77mm。本体サイズは83.5（最大径）×118（長さ）mm。重量は約795g。

価格は155,000円（税別）。

CANON