2018年08月06日　16:30

タムロン、“クラス最小・最軽量”の超広角ズーム「17-35mm F/2.8-4 Di OSD」

タムロンは、35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラ対応の超広角ズームレンズ「17-35mm F/2.8-4 Di OSD（Model A037）」を発表。ニコン用を9月4日より発売する。なお、キヤノン用は順次発売するとのことだ。

長さ90mm、重さ460gというクラス最小･最軽量（2018年7月現在、同社調べ）の超広角ズームレンズ。焦点距離は、本格的な風景撮影でも使用される超広角の17mmから、スナップ撮影でも使いやすい準広角の35mmまでカバー。F値は、広角端で大口径F2.8を実現し、望遠端においても、F4の明るさを確保する。

仕様面では、レンズ構成が10群15枚。特殊硝材LD（Low Dispersion: 異常低分散）レンズを4枚採用し、超広角ズームにおいて目立つことの多い倍率色収差を徹底的に抑制するという。さらに、2枚のGM（ガラスモールド非球面）レンズを適切に配置し、歪曲収差をはじめとした諸収差も良好に補正するとのことだ。

また、徹底的なゴースト解析シミュレーションを繰り返し実施し、光学設計の完成度を高めた点も特徴。反射防止効果の高いBBAR（Broad-Band Anti-Reflection）コーティングを施し、ズーム全域でゴースト、フレアの発生を抑制する。さらに、AF駆動ユニットは静音性にすぐれた｢OSD｣を採用した。

このほか、レンズ鏡筒の可動部、接合の各所に防滴用のシーリング材を施すことで、レンズ内部に水滴が侵入することを防ぐ、簡易防滴構造を採用。対物側のレンズ最前面には、撥水性・撥油性にすぐれたフッ素化合物による防汚コートを施した。

主な仕様は、焦点距離が17～35mm、明るさがF2.8～F4、レンズ構成が10群15枚、最短撮影距離が0.28m（ズーム全域）、フィルター径が77mm、絞り羽根が7枚（円形絞り）、最小絞りがF16～F22。

ニコン用の本体サイズは83.6（最大径）×90（長さ）mm、重量は460g。キヤノン用の本体サイズは83.6（最大径）×92.5（長さ）mm、重量は460g。花型フード、レンズキャップが付属する。

価格は85,000円（税別）。

TAMRON