キヤノン、RFマウントを採用した「RFレンズ」6機種を開発発表

※画像は開発中のRFレンズ［外観サンプル］

RF15-35mm F2.8 L IS USM（外観サンプル）

RF24-70mm F2.8 L IS USM（外観サンプル）

RF70-200mm F2.8 L IS USM（外観サンプル）

RF85mm F1.2 L USM（外観サンプル）

RF85mm F1.2 L USM DS（外観サンプル）

RF24-240mm F4-6.3 IS USM（外観サンプル）

キヤノンは、RFマウントを採用した「RFレンズ」6機種を開発していることを発表した（※画像は開発中のRFレンズ［外観サンプル］）。

現在開発中のレンズとして公開したのは、大口径広角ズームレンズ「RF15-35mm F2.8 L IS USM」、大口径標準ズームレンズ「RF24-70mm F2.8 L IS USM」、大口径望遠ズームレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM」、大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM」、「DS効果」を持つ大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM DS」、高倍率ズームレンズ「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」の計6機種。同社によれば、「2019年中の発売を目指して開発を進めており、仕様の詳細や価格は未定」とのことだ。

■ズーム全域で開放F値2.8の大口径ズームレンズ3機種

「RF15-35mm F2.8 L IS USM」「RF24-70mm F2.8 L IS USM」「RF70-200mm F2.8 L IS USM」は、露出の設定や調整がしやすく、プロフォトグラファーやハイアマチュア層に高いニーズのある、ズーム全域で開放F値2.8に対応し、広角（焦点距離15-35mm）、標準（焦点距離24-70mm）、望遠（焦点距離70-200mm）の幅広い画角をカバーする大口径ズームレンズとして開発を進めている。

また、大口径マウントとショートバックフォーカスというRFマウントの特長を生かし、「IS（Image Stabilizer＝手ブレ補正機構）」を搭載するなど、「高画質・ハイスペック・コンパクト」のさらなる追求を図る、とコメントしている。今後、描写性能や操作性、堅牢性などで最高水準の性能を追求した「L（Luxury）レンズ」として、新たなラインアップとなる「F2.8 L ISズームレンズシリーズ」を開発し、ユーザーの撮影表現の幅を広げることを目指す構えだ。

■開放F値1.2の大口径中望遠単焦点レンズ2機種

「RF85mm F1.2 L USM」「RF85mm F1.2 L USM DS」は、開放F値1.2の大口径中望遠単焦点レンズとして開発を進めている。「RF85mm F1.2 L USM」は、絞り開放から大きくて美しいボケ表現を楽しめるほか、描写性能や操作性、堅牢性などで最高水準の性能を追求した「L（Luxury）レンズ」として、プロフォトグラファーをはじめ、「すぐれた映像表現を求めるすべてのユーザー」への提供を目指すとしている。

「RF85mm F1.2 L USM DS」は、「RF85mm F1.2 L USM」と同様の光学系を備えながら、開発中のキヤノン独自の蒸着技術により、ボケ像のエッジをなめらかにし、やわらかな独特のボケ描写「DS（Defocus Smoothing）効果」を持つ、ポートレート撮影に適したレンズとして開発を進めているという。

■幅広い焦点距離をカバーする高倍率ズームレンズ1機種

「RF24-240mm F4-6.3mm IS USM」は、EOS Rシステムのミラーレスカメラ「EOS R」（2018年10月発売）や「EOS RP」（2019年3月中旬発売予定）に適した小型・軽量設計でありながら、広角24mmから望遠240mmという幅広い焦点距離をカバーする高倍率ズームレンズとして開発を進めている。旅行をはじめ、スナップ、風景、ポートレートなど、幅広い分野への提供を目指すとのことだ。また、写真撮影に加えて、動画撮影にも適した高倍率ズームレンズの実現を図るとしている。