2019年06月06日　12:25

タムロン、“光学技術のすべてを注ぎ込んだ”「SP 35mm F/1.4 Di USD」発売日決定

タムロンは、35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラ対応の単焦点レンズ「SP 35mm F/1.4 Di USD（Model F045）」の発売日を決定。ニコンFマウント用を6月26日より、キヤノンEFマウント用を7月25日より発売する。

今年で40周年を迎える「SPレンズ」シリーズより、「交換レンズの基本ともいえるオーソドックスな単焦点レンズに、これまでに培った光学技術のすべてを注ぎ込んだ」というモデル。

仕様面では、レンズ構成は10群14枚。同社の技術を結集して設計した光学系には、4枚の特殊硝材LDレンズと、3枚のGMレンズを「最適なバランスでぜいたくに配置した」という。これによって「大口径レンズで特に問題となる色収差の発生、また画質の低下につながる諸収差の影響を極限まで排除することに成功した」と説明する。

また、次世代のコーティング技術「BBAR-G2コーティング」を施した点も特徴。従来の「BBAR（Broad-Band Anti-Reflection）コーティング」の性能を上回り、ゴーストやフレアの発生を極限まで抑えるほか、「これまでになく、圧倒的にヌケがよくクリアな表現を可能にする」という。

加えて、AF駆動には、タムロン独自の超音波モーターUSD（Ultrasonic Silent Drive）を採用。対物側のレンズ最前面には、新たに開発した高耐久防汚コートを施している。簡易防滴構造も採用した。

このほか主な仕様は、焦点距離が35mm、明るさがF1.4、レンズ構成が10群14枚、最短撮影距離が0.3m、最大撮影倍率が1：5、フィルター径が72mm、絞り羽根が9枚（円形絞り）、最小絞りがF16。

キヤノン用の本体サイズは80.9（最大径）×104.8（長さ）mm、重量は815g。ニコン用の本体サイズは80.9（最大径）×102.3（長さ）mm、重量は805g。花型フード、レンズキャップ、レンズポーチが付属する。

価格は各115,000円（税別）。

TAMRON