2020年10月02日　11:35

富士フイルム、“明るくクリアな視界を実現する”42mm大口径レンズ搭載モデル2種

富士フイルムは、双眼鏡の新シリーズ「FUJINON HYPER-CLARITY」を発表。「FUJINON HYPER-CLARITY HC8x42」（8倍）と「FUJINON HYPER-CLARITY　HC10x42」（10倍）の2機種を11月より発売する。

いずれも、バードウォッチングや星空観察などアウトドアでの使用に適した、コンパクトな双眼鏡。対物レンズに有効径42mmの大口径レンズを採用したほか、光の透過率を高め、明るくクリアな視界を実現するという、同社独自のレンズコーティング「SUPER EBC FUJINON」マルチコートをすべてのレンズ・プリズムの透過面に採用した点が特徴。

また、EDレンズの採用により色収差を効果的に抑制し、さらに、ダハプリズムの反射面に位相差補正コート（フェーズコート）を施すことで、高い解像力とすぐれたコントラストを実現するという。このほか7群9枚のレンズ構成により、視界の中心部から周辺部まで歪みを抑制するとのことだ。

操作性能面では、ボディ表面に滑りにくいエラストマー素材を採用し、人間工学に基づく握りやすいボディ形状も実現。また、細かい凹凸状のローレット加工を施したフォーカスリングを搭載。手袋をした状態でも指掛かりがよく、快適にピント調整を行えるという。くわえて、ロングアイレリーフ設計であるため、眼鏡着用時も使用可能だ。

デザイン面では、曲面と平面を組み合せたスタイリッシュなボディデザインを実現。接眼部のアイカップには、アルマイト加工を施した切削アルミニウムを採用。このほか、堅牢性・軽量性の高いマグネシウム合金製のボディフレームと防水・防曇構造を採用し、対物レンズ・接眼レンズのいずれにも撥水コートも施した。

価格はいずれもオープン。

富士フイルム