2023年04月18日　10:58

Blackmagic 、12Kスーパー35センサーにOLPFを追加した「URSA Mini Pro 12K OLPF」

Blackmagic Designは、12Kスーパー35センサーに高性能光学ローパスフィルター（OLPF）を追加した「Blackmagic URSA Mini Pro 12K OLPF」を発表。世界各地のBlackmagic Design販売店で発売を開始した。

12288×6480解像度の12Kスーパー35センサー、14ストップのダイナミックレンジを搭載した「Blackmagic URSA Mini Pro 12K」に、OLPFを追加したモデル。例として、バーチャルプロダクションの環境で撮影する場合、同社では「ビデオウォールのLEDマトリクスの高周波により、非常にシャープな最新のレンズや高解像度センサーに問題が生じ、干渉パターンが発生する可能性がある」と説明。OLPFを使用することで、「干渉を最小限に抑え、モアレやエイリアスを低減する」としている。

加えて、「Blackmagic URSA Mini Pro 12K OLPF」では、IRフィルターを改善し、遠赤色の色反応が向上。「Blackmagic URSA Mini Pro 12K OLPF」のBlackmagic RAW処理との組み合わせによって、「色とイメージの重要なディテールが保持され、よりすぐれたイメージ忠実度が実現する」とのことだ。

このほか、80メガピクセル/フレーム、新たなカラーサイエンス、Blackmagic RAWの柔軟性を組み合わせることで、12Kでの作業を実現。12Kでは60fps、8Kでは120fps、4Kスーパー16では240fpsまでの撮影をサポートする。また、交換可能なPLマウント、内蔵NDフィルター、デュアルCFastおよびUHS-II SDカードレコーダー、SuperSpeed USB-C拡張ポートなども装備した。