2013年01月09日　12:50

JVC、1276万画素のCMOSセンサーを搭載したビデオカメラ2機種

JVCケンウッドは、JVCブランドのビデオカメラ「Everio」の新製品として、VXシリーズ「GZ-VX895」と、Vシリーズ「GZ-V675」を発表。1月下旬より発売する。

いずれも、1/2.3型の総画素数1276万画素の裏面照射CMOSセンサーを搭載。立体感のある、再現性の高い撮影を可能にするとともに、F1.2レンズとの組み合わせにより、最低照度1ルクスの撮影を実現している。また、広角29.4mmのワイドレンズを採用し、狭い室内など被写体との距離が十分に確保できない動画撮影時でも広々と撮影することが可能だ。

ズーム機能には、光学10倍ズームに加え、ダイナミック21倍ズーム（手ブレ補正OFF時）を搭載。光学ズームだけでは寄りきれない被写体も、画質劣化を最小限に抑えるダイナミックズームを併用することで、よりきれいな望遠撮影が楽しめる。手ブレ補正には、ワイド端での撮影時により強力な補正を可能にする「パワードアクティブモード」を搭載した光学式手ブレ補正機能を採用。ズーム撮影時もワイド撮影時も、安定した見やすい映像を記録することができる。

本体は、幅36mmという薄型デザインを実現。液晶モニター部とレンズ部にアルミ素材を採用し、モニター部はヘアライン加工を、レンズ部には上品なスピン加工を施すことで、機能美と高品位感を演出している。

上位モデル「GZ-VX895」には、本機とパソコンをWi-Fi接続し、記録した映像をパソコン内にワイヤレスで保存できる「ワイヤレスワンタッチバックアップ機能」を搭載。本機のタッチパネル上の専用アイコンをワンタッチするだけで映像のバックアップが行える。また、バックアップが完了すると同時に電源がOFFになるのに加えて、バッテリーを装着している場合には自動的に充電モードに移行するようになっている。

さらに、離れた場所から本機の操作やモニタリングを可能にする「モニタリング機能」も進化。無料の専用アプリ「Everio sync. 2」をインストールした端末から、Wi-Fiの接続に連動した、本機の電源自動ON/パワーセーブやビデオライトのコントロールが可能となった。また、決定的なシーンやベストシーンをマーキングしたり、スポーツの試合撮影などで得点入力ができる「スコアリング機能」にも対応している。

共通する主な仕様は、開放値がF1.2～2.8、35mm判換算の焦点距離が動画で29.4～633mm（ダイナミックズームON時）、静止画で32.0～389mm（16:9時）。モニターは、23万ドットパネルを採用した3.0型「クリアブライトII」を搭載。外部メディアは、SD/SDHC/SDXCメモリーカードをサポート。本体サイズは36（幅）×57（高さ）×115.5（奥行）mm（最大突起物含む、グリップべルト含まず）となる。

記録メディアは、「GZ-VX895」が64GBメモリーを、「GZ-V675」が32GBメモリーを内蔵。重量は「GZ-VX895」が約235g、「GZ-V675」が約230g（いずれも付属バッテリー装着時）。ボディカラーは、「GZ-VX895」がアーバンブラウンとミルキーゴールドの2色、「GZ-V675」がアーバンブラウンとローズレッドの2色をラインアップする。

市場想定価格は、「GZ-VX895」が10万円前後、「GZ-V675」が9万円前後。

JVC