2015年09月11日　16:15

ソニー、本体重量0.8kgの4K対応XDCAMメモリーカムコーダー「PXW-FS5」

ソニーは、4K Exmor スーパー35mm CMOSイメージセンサー（総画素数約1160万画素、有効画素数約830万画素）を搭載した4K対応（3840×2160ドット）のレンズ交換式XDCAMメモリーカムコーダー「PXW-FS5」（本体のみ）、「PXW-FS5K」（レンズ付属）を発表。11月18日より発売する。

業界初（可変NDフィルターを本体内蔵したスーパー35mmカムコーダーとして）という独自開発の電子式可変NDフィルターを内蔵したモデル。絞りを固定して、被写界深度が一定のままで露出調整を可能にすることで、大判センサーのカメラに求められる映像のぼけ味をより自由に表現できるという。

また、高感度かつ、トータル14stopの広いダイナミックレンジに対応。明暗差が大きい被写体や低照度な環境下の撮影でも、被写体の持つ魅力を余すことなく撮影できる。さらに、100Mbpsのビットレート（4K 30p/24p XAVC）による収録のほか、フルHDでは240fpsでのハイフレームレート撮影（最大8秒）による最大10倍のスローモーション映像の記録も可能だ。収録フォーマットは、XAVC（Long GOP 4：2：2/Long GOP 4：2：0）、AVCHD Ver.2.0、XAVC Proxyの4種類に対応。レンズマウントはソニーEマウントを採用する。

本体は、重量0.8kgの小型軽量ボディを実現。着脱式のワンタッチ回転グリップに、多種の操作ボタンとダイヤルを配置することで、カメラを握った状態で設定変更が可能。さらに、取付け位置や角度の変更が可能な3.5型液晶パネル（約156万画素）を搭載。加えて、Wi-Fi機能や有線LANによって、ネットワークを介してのファイル転送やストリーミング送信にも対応する。

本体サイズは185.2（幅）×218.3（高さ）×369.5（奥行）mm（レンズ「SELP18105G」、レンズフード、大型アイカップ、液晶パネルなど含む）。重量が約0.83kg（本体のみ）/約2.2kg（レンズ「SELP18105G」、レンズフード、バッテリーパック BP-U30、アイカップ、液晶パネル、ハンドルなど含む）。

価格は、「PXW-FS5」が680,000円、「PXW-FS5K」が740,000円（いずれも税別）。