2016年09月12日　12:01

ソニー、2/3型センサー搭載の4Kショルダーカムコーダー「PXW-Z450」

ソニーは、4K対応のXDCAMショルダーカムコーダー「PXW-Z450」を発表。12月より発売する。

業界初となる（同社調べ）新開発の2/3型 Exmor R CMOSイメージセンサーを搭載した4K対応のビデオカメラ。最新のセンサーと高精細な信号処理LSIの搭載により、4K撮影においてもF10の高感度、S/N61dBの低ノイズなど高画質を実現。

2/3型のイメージセンサーは、被写界深度が深くピントが合いやすいため、番組/報道制作用ショルダーカムコーダーに適しているという。また、テレビ番組制作や報道制作用途などで広く使われているB4マウントレンズに対応しており、従来からのレンズ資産を活用できる。

本体は、軽量設計とレンズ装着時の重心位置の最適化を行い、肩担ぎの状態で最適な重量バランスを実現。長時間運用においても安定して撮影できるほか、HD用ショルダーカムコーダーの特長および操作性を継承しており、従来同様のオペレーションが可能だ。

このほか、記録フォーマットには、高画質記録が可能なXAVCフォーマットを採用し、4K/HD での59.94p記録が可能だ。加えて、放送局などで広く採用されているMPEG HD422コーデックにも対応。ネットワーク機能を内蔵し、ファイル転送やライブストリーミングなど、ネットワークを活用した最新のワークフローにも対応する。

なお、本機は2017年度中のソフトウェアアップデートにより、4K/HD同時記録、SDIでの4K/59.94p出力への対応も予定しており、4Kでのライブ制作でも使用できるとのことだ。

主な仕様は、センサーが2/3型 Exmor R 4K CMOS、有効画素数が3840×2160ドット、内蔵フィルターがNDフィルター（1：素通し、2：1/4ND、3：1/16ND、4：1/64ND）、感度がF10、映像S/Nが 61dB。本体サイズは170（幅）×269（高さ）×332（奥行）mm。重量は約3.6kg（本体のみ）。

市場想定価格は3,500,000円（税別）。