2023年04月26日　12:17

DJI、3眼カメラシステムを搭載したフラッグシップドローン「Mavic 3 Pro」

DJIは、3眼カメラシステムを搭載したフラッグシップドローン「Mavic 3 Pro」を発表した。同社オンラインストアstore.dji.com、認定ストアで4月25日から予約受付を開始し、5月9日より販売を開始する。

ラインアップは、通常の「DJI Mavic 3 Pro」（内蔵ストレージ8GB）と、Apple ProRes 422/422 HQ /422 LTコーデックに対応する「Mavic 3 Pro Cine」（内蔵ストレージ1TB）を展開する。

いずれも、焦点距離24mm（35mm判換算）の4/3型CMOS Hasselbladカメラ、70mm（35mm判換算）の1/1.3型CMOS中望遠カメラ、166mm（35mm判換算）の1/2インチCMOS望遠カメラからなる、3眼カメラシステムを搭載したフラッグシップドローン。

このうち4/3型CMOS Hasselbladカメラは、最大12.8ストップのネイティブダイナミックレンジに対応し、12-bit RAWフォーマットでの撮影に対応。ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューション（HNCS）により、人間の目で知覚した色合いを正確に再現できるという。

また、1/1.3型CMOS中望遠カメラは、光学3倍ズームに対応。4800万画素/1200万画素での静止画や、4K/60fpsでの動画が撮影可能で、D-Log Mにも新たに対応している。さらに、1/2インチCMOS望遠カメラは、既存の「Mavic 3」から解像度、絞り（F4.4からF3.4）、動画フレームレートの点で性能が向上したとのこと。最大28倍ハイブリッドズームも使用可能だ。

このほか、全方向障害物検知とAPAS 5.0を搭載。8つの広角ビジョンセンサーにより、高性能の視覚情報計算エンジンとシームレスに連携し、全方向の障害物を正確に検知、障害物を避けた安全な飛行ルートを計画するという。

主な仕様は、運用限界高度（海抜）が6000m、最大飛行時間（無風）が43分、最大ホバリング時間（無風）が37分、最大風圧抵抗が12m/s。3軸メカニカルジンバル（チルト、ロール、パン）を備える。

本体サイズは、折りたたみ時が98（幅）×95.4（高さ）×231.1（奥行）mm、展開時が290.8（幅）×107.7（高さ）×347.5（奥行）mm（いずれもプロペラを含まず）。離陸重量は「DJI Mavic 3 Pro」が958g、「Mavic 3 Pro Cine」が963g。

「DJI Mavic 3 Pro」のセット内容は、「DJI Mavic 3 Pro」本体、DJI RC送信機、DJI Mavic 3 インテリジェントフライトバッテリー（1個）、DJI 65W ポータブル充電器など。価格は261,800円。

「DJI Mavic 3 Pro Fly More コンボ」のセット内容は、「DJI Mavic 3 Pro」本体、DJI RC送信機、DJI Mavic 3 インテリジェントフライトバッテリー（3個）、NDフィルターセット（ND8/16/32/64）など。価格は352,000円。

「DJI Mavic 3 Pro Fly More コンボ」のセット内容は、「DJI Mavic 3 Pro」本体、DJI RC Pro送信機、DJI Mavic 3 インテリジェントフライトバッテリー（3個）、NDフィルターセット（ND8/16/32/64）など。価格は471,900円。

「DJI Mavic 3 Pro Cine Premium コンボ」のセット内容は、「DJI Mavic 3 Pro Cine」本体、DJI RC Pro送信機、DJI Mavic 3 インテリジェントフライトバッテリー（3個）、NDフィルターセット（ND8/16/32/64）、DJI 10Gbps 高速データ転送ケーブルなど。価格は563,420円。