2022年01月04日　12:19

TVS REGZA、高画質処理技術を進化させた「レグザエンジンZR α」をCESに参考展示

TVS REGZAは1月4日、レグザの高画質処理技術をさらに進化させたという、高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZR α」を開発したと発表した。

今後、1月5日から8日までの4日間（米国東海岸時間）、米国ネバダ州ラスベガスで行われる「CES 2022」において、同エンジンを参考出品する予定。さらに、同エンジン搭載の有機ELテレビ、およびミニLEDバックライト使用した液晶テレビも参考展示するとのことだ。

高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZR α」は、「ディープニューラルネットワーク（DNN）」のAIエンジンを搭載したのが特徴。リアルタイムでの高ビット精度の信号処理と最新の超解像技術によって、「その場にいるかのような臨場感、手を伸ばせば触れられるかのような質感の再現を可能にする」と同社では説明している。

具体的には、映像のエリアごとにニューラルネットワークによる分析を行い、被写体と遠景を識別して、それぞれの部分に適した超解像処理を実施する「立体感復元超解像技術」、AIが映像内にある顔領域をリアルタイムで検出し、顔の肌の色がカラーシフトしているかをより高精度に判定する「AIフェイストーン再現技術」を装備する。

さらに、ネット動画の特性に合わせてさまざまな高画質処理を行い、コントラストと精細感を向上させる「AIネット動画高画質アルゴリズム」、リアルタイムに複数回の超解像処理を実施し、放送波のさまざまなノイズを低減しつつ、動きのある映像で発生する残像を抑制する「放送波高画質アルゴリズム」にも対応した。

このほか、点灯値の生成に仮想細分割エリアを用いて、絵柄に最適なLED点灯を実現するほか、階調重視信号補正を行うことで、「ミニLEDテレビで発生しがちなハロを抑制するとともに、明部と暗部の階調性豊かな高コントラスト映像を実現」するという「ミニLEDエリアコントロールアルゴリズム」も採用した。