2022年05月20日　11:28

LG、量子ドットMiniLEDを採用した4K液晶テレビ「QNED85JQA」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、4K液晶テレビの2022年モデルとして、最上位となる「QNED85JQA」シリーズを発表。86V型/75V型/65V型/55V型をラインアップし、6月中旬より発売する。

液晶パネルに「LG QNED MiniLED」を搭載したのが特徴。MiniLEDバックライトに、量子ドットテクノロジーとナノセルカラーテクノロジーを組み合わせることで、より明るく、より深い黒を再現するとともに、鮮やかな色の表現力を進化させている。

バックライト制御では、高精細直下型エリア駆動に対応し、エリアごとに細かな光の制御を実現している。

映像エンジンには、人工知能を統合させたAI対応映像エンジンを開発。何百万もの映像ソースを学習したリアルタイムAIプロセッサー「α7 Gen5 AI Processor 4K」を搭載し、地上波でも、ネット動画でも、さまざまコンテンツに合わせて、最高レベルの映像と音響で映し出すという。

「α7 Gen5 AI Processor 4K」では、さまざまな映像ジャンルをAIが自動認識し、最適な画質に変換する「AI映像プロ」や、フレームをエリアごとに切り分け、それぞれのゾーンに最適なトーンカーブへ処理する「ダイナミックトーンマッピング」、肌の色をナチュラルに保ちながら、さらに細部までの鮮やかな映像再現を行う「ダイナミックビビット処理」に対応する。

音質面では、AIが今見ている映像のジャンルを分析し、ドラマ・スポーツ・映画・ニュース・音楽の5つに分類。それぞれのジャンルに合わせたサウンドへ調整し、臨場感あふれるバーチャル5.1.2chサウンドに変換する「AIサウンドプロ」に対応する。

さらに、120Hz対応のDolby VisionとDolby Atmosでのゲームプレイに対応。クラウドゲーム「GeForce NOW」のテレビ向けアプリを搭載しており、ゲーム機器を接続しなくても、1000以上のゲームをプレイすることが可能だ。

このほか、解像度は3840×2160ドットを採用。チューナー数は、BS 4K・110度CS 4K×1、地上・BS・110度CS×2。

市場想定価格は、86V型が660,000円前後、75V型が440,000円前後、65V型が350,000円前後、55V型が280,000円前後。

LGエレクトロニクス