2023年06月07日　15:26

LG、有機ELテレビの2023年ラインアップ全4シリーズ計12モデルを発表

LGエレクトロニクス・ジャパンは、有機ELテレビの2023年ラインアップとして、全4シリーズ（8Kモデル「OLED Z3」シリーズ、4Kモデル「OLED G3」「OLED C3」「OLED B3」シリーズ）計12モデルを発表した。

ラインアップと発売予定時期は以下のとおり。

■「OLED Z3」シリーズ（8K/OLED evo）

・88V型「OLED88Z3PJA」　6月7日受付開始（※受注生産）

■「OLED G3」シリーズ（4K/OLED evo）

・77V型「OLED77G3PJA」　7月上旬発売予定

・65V型「OLED65G3PJA」　7月上旬発売予定

・55V型「OLED55G3PJA」　7月上旬発売予定

■「OLED C3」シリーズ（4K/OLED evo）

・83V型「OLED83C3PJA」　7月上旬発売予定

・65V型「OLED65C3PJA」　7月上旬発売予定

・55V型「OLED55C3PJA」　7月上旬発売予定

・48V型「OLED48C3PJA」　7月上旬発売予定

・42V型「OLED42C3PJA」　7月上旬発売予定

■「OLED B3」シリーズ（4K/OLED）

・77V型「OLED77B3PJA」　8月下旬発売予定

・65V型「OLED65B3PJA」　8月下旬発売予定

・55V型「OLED55B3PJA」　8月下旬発売予定

例として、4Kモデルの最上位シリーズとなる有機ELテレビ「LG OLED evo」の「OLED G3」では、無数のマイクロレンズ（77V型は約424億個、65V型は約300億個、55V型は約215億）を搭載した「マイクロレンズアレイ」を採用する。

この点について同社では、「従来の有機ELパネルは、発光した光の一部が、パネル内で反射して十分に出力されないことがあったが、マイクロレンズアレイは、この反射した光を、微細なレンズによって画面側に屈折させるなど、より効率的に光を画面に出力できる」と説明。光の出力効率を大幅に向上させ、昨年のスタンダードシリーズ「OLED B2」と比べて、輝度が最大70%向上し、「消費電力を上げることなく、明るさを向上させる」とのことだ。

また、独自開発のリアルタイムAIプロセッサー「α9 AI Processor Gen6」を搭載（「OLED B3」シリーズは「α7 AI Processor Gen6」搭載のため、機能が異なる）し、何百万もの映像ソースを学習したリアルタイムAIプロセッサーが第6世代に進化したことで、「地上波でも、ネット動画でもあらゆるコンテンツに合わせて、最高レベルの映像を映し出す」（同社発表より）という。

音質面では、「AIサウンドプロ」がさらに進化。「AIクリアサウンド」や「オートバランスコントロール」といった新機能を装備する。9.1.2chバーチャルサウンドもサポートした。このほかOSは、「マイプロフィール」機能や「クイックカード」機能に対応した「webOS 23」を採用する。

「OLED Z3」シリーズ（8K/OLED evo）の市場想定価格は、88V型「OLED88Z3PJA」が3,960,000円前後。

「OLED G3」シリーズ（4K/OLED evo）の市場想定価格は、77V型「OLED77G3PJA」が880,000円前後、65V型「OLED65G3PJA」が610,000円前後、55V型「OLED55G3PJA」が430,000円前後。

「OLED C3」シリーズ（4K/OLED evo）の市場想定価格は、83V型「OLED83C3PJA」が990,000円前後、65V型「OLED65C3PJA」が490,000円前後、55V型「OLED55C3PJA」が360,000円前後、48V型「OLED48C3PJA」が300,000円前後、42V型「OLED42C3PJA」が290,000円前後。

「OLED B3」シリーズ（4K/OLED）の市場想定価格は、77V型「OLED77B3PJA」が650,000円前後、65V型「OLED65B3PJA」が430,000円前後、55V型「OLED55B3PJA」が300,000円前後。