ハイセンス、最大輝度を67％向上させた「Mini-LED PRO」採用の4K液晶テレビ「U8R」

ハイセンスジャパンは、4K液晶テレビの新製品として「U8R」シリーズを発表。画面は6サイズを用意し、100V型モデル「100U8R」、85V型モデル「85U8R」、65V型モデル「65U8R」、50V型モデル「50U8R」を5月15日より、75V型モデル「75U8R」、55V型モデル「55U8R」を6月6日より発売する。

「U8R」シリーズ

「U8R」シリーズは、バックライトにmini LEDを搭載したのが特徴。細かく区切られたLEDバックライトを部分ごとに映像に合わせて動かすことで、高コントラストの映像を再現する。同社ではmini LEDの性能によって、ハイエンドの「U9R」シリーズとエントリーの「U7R」シリーズを用意しており、「U8R」シリーズはその中間に位置するmini LEDテレビにおけるスタンダードと言える。

また、「U8R」シリーズのmini LEDバックライトシステムは「Mini-LED PRO」と呼ばれる。2024年モデル「U8N」シリーズと比べて最大輝度を67％向上させ、バックライトのエリア分割数を4倍以上としたことが大きな特徴だ。

「Mini-LED PRO」のイメージ。「U8N」からバックライトのエリア分割数が劇的に増加した

さらに、画面表面に外光の反射を抑えるためのフィルムを採用。「広視野角シートPRO」と合わせて使うことで斜めから見たときに色があせてしまうことを防ぎ、どこから見てもくっきりと見やすい映像を目指した。

斜めからみたときのコントラスト強化も「U8N」からの進化ポイント

量子ドット技術も採用。純度の高い色再現を志向している

映像処理エンジンには「HI-VIEW AIエンジン PRO」を搭載。グループ企業であるTVS REGZAと共同開発したもので、再生するコンテンツに合わせて画質や音質を常に最適化できる。

「HI-VIEW AIエンジン PRO」が画質と音質を最適化してくれる

従来モデル「U8N」と比較すると、スピーカーシステムも強化されている。画面の上にトップスピーカーを追加した「2.1.2ch」システムを搭載。サブウーハーを含む全5ユニットで立体的な音響効果を再現するとしている。

スピーカーは5ユニットによる「2.1.2空間サラウンドシステム」。Dolby Atmosにも対応する

テレビを動かすOSはハイセンス独自の「VIDAA OS（ヴィダーオーエス）」。NetflixやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなど国内外で人気のネット動画アプリがはじめからインストールされているので、面倒な設定なしにすぐにネット動画を楽しめる。

新モデルでは「VIDAA VOICE ハンズフリー」に対応。「ヘイ、ヴィダー」と話しかけることで、音量調整や入力切り替え、コンテンツ検索など、声だけで指示を出せるようになった。

各種ネット動画にはリモコンのダイレクトボタンからアクセスできる

そのほか、ゲームに特化したメニューを搭載し、4K/144Hz駆動に対応することなどは従来どおり。AirPlay、Anyview Castに対応するので、OSを問わずスマートフォンの映像を簡単にテレビに映すこと（ミラーリング）もできる。

4K/144Hz駆動に対応する

市場想定価格は、100V型モデル「100U8R」が898,000円前後、85V型モデル「85U8R」が448,000円前後、75V型モデル「75U8R」が298,000円前後、65V型モデル「65U8R」が238,000円前後、55V型モデル「55U8R」が198,000円前後、50V型モデル「50U8R」が168,000円前後。