2011年06月15日　20:05

LG、超薄型と偏光メガネ対応3Dテレビの2シリーズ

LGエレクトロニクス・ジャパンは、液晶テレビ「INFINIA」の新モデルとして、「NANO FULL LED LZ9600」シリーズ2機種と、「CINEMA 3D LW5700」シリーズ3機種を発表。6月下旬より発売する。

■薄型パネルと極細フレームを採用した「NANO FULL LED LZ9600」

「NANO FULL LED LZ9600」シリーズは、薄型パネルと極細フレームを採用したモデルで、55V型「55LZ9600」、47V型「47LZ9600」の2機種をラインアップ。47V型「47LZ9600」では、パネルの最薄部0.88cmの世界最薄を実現。フレーム幅は、1.25cmの極細フレームを採用している。

また、LEDバックライトには独自の「NANOライティングテクノロジー」を採用。超極薄LEDモジュールに、超微細なNANO粒子で作られた反射パターンと遮光パターンフィルム、光拡散版を組み合わせることで、輝度の均一性を99%にまで向上し、輝度ムラを解消している。

さらに、55V型「55LZ9600」は、LEDバックライトを288のブロックに分割して制御する「マイクロピクセルコントロール技術」を採用。瞬時に明るい部分のバックライトをオン、暗い部分のバックライトをオフにすることで、発光量を調節し、奥行感のある引き締まった映像を再現する。なお、47V型「47LZ9600」は、240のブロックに分割。2機種とも、ダイナミックコントラストは1000万：1となっている。

このほか、秒間480枚相当の映像を表示する8倍速スキャン技術「TruMotion480」や、裏番組のUSB HDD録画に対応したダブルチューナーを塔載。内蔵スピーカーのみで5.1chサウンドに迫る音場を再現する「インフィニットサラウンド」や、HDMI連携機能「INFINIAリンク」を備える。

市場想定価格は、55V型「55LZ9600」が330,000円前後、47V型「47LZ9600」が290,000円前後。

■偏光方式の3Dメガネを採用した「CINEMA 3D LW5700」

「CINEMA 3D LW5700」シリーズは、3D映像に対応したモデルで、47V型「47LW5700」、42V型「42LW5700」、32V型「32LW5700」の3機種をラインアップ。3D映像方式に独自のFPR（Film Patterned Retarder）方式を採用したことで、偏光方式の3Dメガネでの3D映像の視聴を実現。従来のアクティブシャッター方式に比べて、チラつきやブレを軽減している。

また、新IPSパネルとFPR方式により、3D映像でも広視野角を実現。明るさを向上する「ライトブースト」技術や、16分割（32V型を除く）のLEDバックライトを制御することで、従来機種の約2倍の高輝度を実現している。

このほか、秒間120コマで描画する「TruMotion120」や、裏番組のUSB HDD録画に対応したダブルチューナーを塔載。内蔵スピーカーのみで5.1chサウンドに迫る音場を再現する「インフィニット3Dサラウンド」や、HDMI連携機能「INFINIAリンク」を備える。

市場想定価格は、47V型「47LW5700」が230,000円前後、42V型「42LW5700」が180,000円前後、32V型「32LW5700」が150,000円前後。

LGエレクトロニクス