2013年09月05日　12:30

ソニー、シンプルデザインの4K液晶テレビ「BRAVIA X8500A」

KD-65X8500A

ソニーは、4K対応の液晶テレビ「BRAVIA（ブラビア） X8500A」シリーズ2機種を発表。65V型「KD-65X8500A」と55V型「KD-55X8500A」を、10月19日より発売する。

色再現能力を向上させた「トリルミナスディスプレイ」搭載の4K対応液晶テレビ。画面解像度は3840×2160ドットとなる。「トリルミナスディスプレイ」により、単色のLEDバックライトシステムを用いた従来の液晶テレビでは、表現ができなかった領域まで色の再現性を拡大。4K対応の超解像エンジン（高画質回路）「4K X-Reality PRO」により、さまざまな解像度の映像をフルハイビジョンの4倍にあたる4K解像度（約829万画素）に変換し、ハイビジョン放送やブルーレイディスクを、色彩豊かな映像で楽しめるようにした。3D映像表示は、アクティブシャッター方式に対応している。

音質面では、独自の信号処理技術に加え、下部に配置した2.1ch 2Wayバスレフ型スピーカーと背面に搭載するアシストウーファーにより、広い音域で豊かなサウンドを再現する。また、別売の波面制御技術搭載サウンドバー「HT-ST７」「HT-ST3」や、ホームシアターシステムなどを組み合わせるこが可能。部屋のレイアウトに合わせて迫力ある音場を作り上げ、4K映像の臨場感あふれる映像を楽しめるという。

また、同社初の民生用4Kビデオカメラ「FDR-AX1」と、HDMIケーブル1本での接続、表示が可能。従来のデジタルカメラの4K静止画だけではなく、4K動画もパーソナルコンテンツとして楽しむことができる。「FDR-AX1」は、4K/60pでの撮影も可能で、スポーツシーンなど動きの速い動画も含め4K解像度で撮影、再生が可能だ。加えて、トリルミナスカラーにも対応した。

さらに、2013年内には、インターネットを経由したファームウェアのアップデートなどで、HDMIの最新規格バージョン2.0へ対応する予定。新たに規格化された4K/60pの信号伝送に対応し、将来の4K放送、4K配信サービスなどで想定されている60pコンテンツの入力、再生もHDMIケーブル1本で接続が可能となる。

このほか、ネットワーク機能や携帯端末との連携機能も備えた。NFC搭載の「Xperia」スマートフォンや「Xperia Tablet」をテレビのリモコンにタッチするだけで、各種端末の画面を「ブラビア」に映し出すワンタッチミラーリング機能や、スマートフォンやタブレットをリモコンとして使用して、多彩なコンテンツを楽しめるアプリ「TV SideView（テレビサイドビュー）」にも対応。無線LANなども内蔵している。

主な仕様は、搭載チューナーが地上/BS/110度デジタル×2。スピーカー構成は、ツイーター×2、ウーハー×2、アシストウーハー×1で、実用最大出力（JEITA）は10W+10W+10W。インターフェイスは、HDMI入力端子×4（側面1、背面3）、D端子(D5)×1（背面）、ビデオ入力端子×1（背面）、LAN端子×1（背面）、USB端子×3、光デジタル音声出力端子×1（背面）、ヘッドホン出力端子×1（側面）、MHL入力端子×1（HDMI端子兼用）などを装備した。

消費電力は、「KD-65X8500A」が344W（待機時0.2W）、「KD-55X8500A」が274W（0.2W）。本体サイズと重量は、「KD-65X8500A」が147.8（幅）×89.4（高さ）×40.5（奥行）mm（スタンド含む）で38.9kg。「KD-55X8500A」が125.9（幅）×77.0（高さ）×40.5（奥行）mm（同）で28.2kg（同）。付属品として、標準スタンド、リモコン（赤外線方式）、ワンタッチリモコン（無線方式）、転倒防止用固定ベルト一式などが同梱される。

市場想定価格は、65V型「KD-65X8500A」が670,000円前後、55V型「KD-55X8500A」が420,000円前後。