2020年04月02日　11:17

ソニーが新4K有機ELテレビを発表、48V型の「BRAVIA A9S」など

ソニーは、薄型テレビ「BRAVIA（ブラビア）」より、BS4K/110度CS4Kダブルチューナー内蔵の4K有機ELモデル「A8H」（65V型、55V型）、および「A9S」（48V型）を発表した。「A8H」は6月6日、「A9S」は7月25日より発売する。

共通の仕様として、8K液晶テレビ「BRAVIA Z9H」にも搭載するプロセッサー「X1 Ultimate」を採用。オブジェクト型超解像処理、HDRリマスター、ノイズリダクションなどの機能を搭載し、「テレビ番組に加えて、インターネット動画など、あらゆるコンテンツを鮮明な美しい映像で楽しめる」と説明する。

また、デバイスの発光をエリアごとに高精度に制御して、発光時間を最適化し、速い動きも明るいままくっきり映し出すという「X-Motion Clarity」を採用。映像の動きを予測し、前後のコマの間に新しいコマを生成して補間することで残像感を低減する、倍速駆動パネル（120Hz）も搭載した。

音質面では、ソニー独自の音響技術により、有機ELパネル自体を振動させることで、映像と音の一体感を生み出す「Acoustic Surface Audio」に対応。最新の音声フォーマット「Dolby Atmos」もサポートした。

なお、MASTER Seriesの「A9S」は、ソニーの有機ELテレビとして初という48V型を実現。「これまで設置スペースの制約上、有機ELテレビを諦めざるを得なかったユーザーに、新たな選択肢が広がる」と同社では説明する。

「A8H」の市場想定価格（税別）は、65V型「KJ-65A8H」が420,000円前後、55V型「KJ-55A8H」が280,000円前後。

「A9S」の市場想定価格（税別）は、48V型「KJ-48A9S」が230,000円前後。

■関連リンク

ソニー、4Kダブルチューナー内蔵の4K液晶テレビ「BRAVIA」4シリーズ

SONY