2023年09月19日　13:30

デノン、7.2ch AVアンプ「AVR-X1800H」を10月上旬から110,000円で発売

デノンは、7.2ch AVサラウンドレシーバー「AVR-X1800H」を10月上旬に発売すると発表した。

デノンAVアンプのラインアップにおいて、「イマーシブオーディオに対応するエントリーグレード」に位置づけるモデル。「筐体サイズや価格の制約のもとで、チャンネル数や入出力端子を必要最小限に抑えながら、音質および機能性については、上位モデルに匹敵するパフォーマンスを備える」（同社発表より）というのが特徴だ。

具体的には、6系統のHDMI入力のうち3系統が、最大40Gbpsの8K/60Hz、4K/120Hz映像信号のパススルーをサポート。HDR（ハイダイナミックレンジ）については、HDR10、Dolby Vision、HLGに加えて、HDR10+やDynamic HDRにも対応する。また、テレビからのマルチチャンネルリニアPCM信号やDolby Atmos、DTS:Xなどのイマーシブオーディオ信号の入力を可能にするeARC、このほか、ALLM、VRR、QFTなどの最新機能もサポートした。

仕様面では、最大出力175Wのフルディスクリート・パワーアンプを7ch搭載。カスタム仕様の大型EIコアトランス、大容量10000μF×2のカスタムコンデンサー、信号ラインおよび電源ラインの最短化と低インピーダンス化によって、「5ch同時再生時でも定格出力の70%以上という大出力を可能にする」と同社では説明する。

音質面では、「すべてのデノン製品の音質チューニングを手がける」というサウンドマスター・山内慎一氏が「徹底的な試聴を繰り返して音質をまとめ上げた」とのこと。「音質担当エンジニアとともに、これまで長年にわたって培ってきた知見とカスタムメイドの高音質パーツ、回路設計技術を最大限に活用し、クラスを超えたクオリティにまで引き上げ、Hi-Fiオーディオに肉薄する忠実性を実現する」とうたう。

本体サイズ（フット、端子、つまみ、アンテナを含む）は、434（幅）×215（高さ）×339（奥行）mm（アンテナを立てた場合）/434（幅）×151（高さ）×339（奥行）mm（アンテナを寝かせた場合）。重量は8.6kg。ボディカラーはブラック。

価格は110,000円。