パイオニア、AirPlay&DLNA対応のAVアンプ2機種

VSA-922

VSA-822

パイオニアは、AVアンプの新モデルとして、7.2ch対応「VSA-922」、5.1ch対応「VSA-822」の2機種を発表。5月下旬より発売する。

いずれも、AirPlayやDLNA 1.5といった充実のネットワーク機能を搭載しているのが特徴だ。AirPlayでは、iPhone/iPod touch/iPadおよびMac内のiTunesライブラリーの音楽コンテンツを、ネットワーク経由で再生できるほか、本機のボリュームをMac側のiTunesで操作したり、基本的なiTunesの操作をAVアンプで行うことができる。DLNA 1.5では、PCやNAS（DLNA対応サーバー）の音楽ファイルを有線・無線LANのネットワーク経由で再生することが可能。インターネットラジオにも対応しており、ポータルサイト「vTuner」から、世界中の放送局にアクセスし、さまざまな音源を楽しむことができる。

また、iOS端末（iPod touch/iPhone/iPad）やAndroid OS端末の専用アプリに対応。7.2ch対応「VSA-922」に「iControlAV 2012」を、「VSA-822」に「ControlApp」をインストールすることで、対応BDプレーヤーの基本操作を、各端末で行うことができる。

再生可能なファイルは、MP3、MPEG4-AAC、WMAなど。WAV 192kHz/24bit、FLAC 192kHz/24bitなどのハイレゾリューション音源もサポートしている。

上位モデルの「VSA-922」は、低音のズレを補正する「オートフェイズコントロールプラス」機能、ディスプレイの特性に合わせて画質を調整する「アドバンスドビデオアジャスト」機能を塔載。転送レートの低い動画のブロックノイズや歪みを低減する「ストリームスムーサー」機能や、市販DVDや録画したDVDも1080/24pで出力し、フィルムの質感を忠実に再現する「P.C.24p」機能も装備する。

また、シームレスで密度感と広がり感にすぐれたサラウンド音場を実現する新サラウンドモード「バーチャルワイド」を搭載。従来の「バーチャルサラウンドバック＆ハイト」に加え、フロントチャンネルとサラウンドチャンネルの間の音を補完する独自の音場機能をプラスしたことで、5.2chスピーカーシステムで最大仮想11.2ch音場を楽しめる。

このほか、音楽信号の転送レートとフォーマットを自動的に解析し、低い転送レートの圧縮音声を高音質で再生する「オートサウンドレトリバー」や、同社の対応BDプレーヤーとのHDMI接続時に、音質劣化の要因である信号伝送時のジッター（乱れ）を低減する「PQLSビットストリーム」なども搭載している。

インターフェイスとして、HDMI入力×6、HDMI出力×1などを装備。実用最大出力は、「VSA-922」が180W×7ch、「VSA-822」が180W×5ch。

価格は、「VSA-922」が84,000円、5.1ch対応「VSA-822」が56,000円。