2014年09月10日　15:31

ヤマハ、高分解能・高音圧で可搬性にすぐれたスピーカーなど2シリーズ

ヤマハは、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、パワードスピーカー「DBR シリーズ」の「DBR10/12/15」と、スピーカーシステム「CBR シリーズ」の「CBR10/12/15」を発表。「DBR10/12/15」を10月上旬に、「CBR10/12/15」を1月上旬に発売する。

■「DBR シリーズ」

低域と高域の2つのスピーカーユニットを持つ2ウェイフルレンジ構成のパワードスピーカー。上位モデルの高性能DSP技術を引き継ぎ、アンプとスピーカーの性能を最大限に引き出すという。

また、リニアな位相特性を持つFIRフィルターをクロスオーバーに採用した同社独自の「FIR-X tuning」処理により、分解能の高い高音質を実現した。さらに、新開発した高効率Class-Dアンプユニットを搭載し、軽量・コンパクトな筐体でありながら、「DBR12/15」が1000W、「DBR10」が700W（ダイナミックパワー）の高出力を実現している。

エンクロージャーには、軽量で堅牢な肉厚プラスチックを採用。スピーカー前面を覆うメタルグリルは、運搬時の衝撃から内部コンポーネントを保護する。グリップ感にすぐれたハンドルも装備し、可搬性を高めた。このほか、2系統の入力を持つ簡易ミキサー機能を搭載し、入力端子にはコンボジャック、RCA端子を備えたことで、マイクや楽器などのソースを直接接続することが可能だ。

主な仕様として、再生周波数帯域は、「DBR10」が55Hz～20kHz、「DBR12」が52Hz～20kHz、「DBR15」が50Hz～20kHz。最大出力音圧は、「DBR10」が129dB SPL、「DBR12」が131dB SPL、「DBR15」が132dB SPL。

本体サイズは「DBR10」が308（幅）×493（高さ）×289（奥行）mm。重量は10.5kg、「DBR12」が376（幅）×601（高さ）×348（奥行）mm。重量は15.8kg、「DBR15」が455（幅）×700（高さ）×378（奥行）mm。重量は19.3kg

価格は、「DBR10」が63,000円、「DBR12」が73,000円、「DBR15」が83,000円（いずれも税抜）。

■「CBR シリーズ」

低歪み、高耐入力のウーハーと再現能力の高いコンプレッションドライバーを採用したスピーカー。高域ユニットへの過大入力を制限するHF保護回路を搭載し、高耐入力のLFユニットと組み合わせることで、スピーカーユニットの破損を気にせず大音圧を出すことが可能。標準的な1/4インチフォーンジャックに加えてspeakON端子を装備した。

また、「DBRシリーズ」同様、軽量かつ堅牢な肉厚プラスチックを採用したエンクロージャーを使用。スピーカースタンド設置用のポールソケットに加え、フロアモニターに最適な50度のウェッジアングルを備えた。なお、「CBR12」「CBR15」は左右対称のエンクロージャー設計によりミラーモード設置が可能だ。

主な仕様として、再生周波数帯域は、「CBR10」が50Hz～20kHz、「CBR12」が48Hz～20kHz、「CBR15」が46Hz～20kHz。最大出力音圧は、「CBR10」が123dB SPL、「CBR12」が125dB SPL、「CBR15」が126dB SPL。インピーダンスはいずれも8Ω。

本体サイズは「CBR10」が308（幅）×493（高さ）×289（奥行）mm。重量は9.4kg、「CBR12」が376（幅）×601（高さ）×348（奥行）mm。重量は13.9kg、「DBR15」が455（幅）×700（高さ）×378（奥行）mm。重量は17.7kg

価格は、「CBR10」が35,000円、「CBR12」が45,000円、「CBR15」が55,000円（いずれも税抜）。