ソニー、初のBAドライバーユニット塔載ヘッドホン

[XBA-1SL]

[XBA-4SL]

[XBA-S65(B)]

ソニーは、カナル型ヘッドホンの新モデルとして、リスニングタイプの「XBA-1SL」「XBA-2SL」「XBA-3SL」「XBA-4SL」4機種と、スポーツタイプの「XBA-S65」1機種の計5機種を発表。11月10日より発売する。

いずれも、同社初となるバランスド・アーマチュア（BA）ドライバーユニットを搭載したモデル。独自開発のフラット形状のエアーダクト構造を採用することで、振動板から鼓膜までの広い音の通路を確保し、広帯域で伸びのある音楽再生が可能となっている。

■リスニングタイプの「XBA-1SL」「XBA-2SL」「XBA-3SL」「XBA-4SL」

リスニングタイプは、BAドライバーユニットとして、低音域から高音域まで再生する「フルレンジ」、低音域を再生する「ウーハー」および「スーパーウーファー」、高音域を再生する「トゥイーター」の全4タイプを組み合わる「マルチウェイ」構成を採用。これにより、モデルによって音の特徴が異なる製品の開発を実現している。

「XBA-1SL」は、「フルレンジ」のBAドライバーユニットを1基搭載。「XBA-2SL」は、「フルレンジ」と「ウーファー」のBAドライバーユニットを2基搭載。「XBA-3SL」は、「フルレンジ」「ウーファー」「トゥイーター」のBAドライバーユニットを3基搭載。「XBA-4SL」は、「フルレンジ」「ウーファー」「トゥイーター」「スーパーウーファー」のBAドライバーユニットを4基搭載している。

さらに、BAドライバーユニットを、性質の異なる材料からなる二重構造のハウジングで包み込む新開発「ダブルレイヤードハウジング」を採用。歪みが少なくクリアな中高音を再現する。インナーハウジングの素材として、「XBA-1SL」には高内部損失かつ高剛性な素材である液晶ポリマーを、「XBA-2SL」「XBA-3SL「XBA-4SL」には高品質なマグネシウム合金を採用。また、すべてのアウターハウジングには、共振を抑える制振ABS素材を採用している。

このほか、BAドライバーユニットが持つ高遮音性に加え、ハウジング部には高い遮音性を持たせた独自の「ノイズブロック構造」、イヤーピースの内側に低反撥ウレタンフォームを備えた付属の「ノイズアイソレーションイヤーピース」により、ヘッドホンからの音もれや周囲の騒音を抑制することが可能。加えて、筐体サイズの小型化により、さまざまな形状の耳にフィットしやすく、安定した装着性を実現している。

価格は、「XBA-1SL」が7,455円、「XBA-2SL」が18,375円、「XBA-3SL」が24,675円、「XBA-4SL」が30,975円。

なお、同様の仕様でiPod/iPhone/iPad用のマイクとリモコンを内蔵したヘッドセット「XBA-1IP」「XBA-2IP」「XBA-3IP」「XBA-4IP」の4機種もラインアップする。価格は、「XBA-1IP」が8,715円、「XBA-2IP」が19,635円、「XBA-3IP」が25,935円、「XBA-4IP」が32,235円。

■スポーツタイプの「XBA-S65」

「フルレンジ」のBAドライバーユニットを1基搭載し、高感度で高解像度な音質を実現。また、水洗い可能な防水仕様となっており、高い気密性と新たに開発した「音響透過膜構造」を採用。高い防水性能を実現し、汗や水しぶきに強く、使用後は水洗いすることが可能だ。

装着性では、イヤーピースと同素材のシリコン素材を使用した独自の「アジャスタブルイヤーループ機構」を採用し、さまざまな耳の形に添って装着することが可能。小型・軽量で耳にフィットしやすく、運動中でも外れにくい、安定した装着性を実現している。ボディカラーは、ブラックとホワイトの2色。

価格は8,715円。