2015年09月09日　17:11

ソニー、トリプルBAを採用した最上位イヤホン「XBA-300」

XBA-300

ソニーは、バランスド・アーマチュア（BA）・ドライバーユニットのみを採用した「XBA」シリーズの最上位イヤホン「XBA-300」を発表。10月10日より発売する。

フルレンジ、ウーファー、HDスーパートゥイーターの3基のバランスド・アーマチュア・ドライバーユニットを搭載したモデル。振動の上下対称性を高めることで波形再現性を向上させるT型の「シンメトリックアーマチュア」と、アーマチュアと振動板をダイレクトに連結して入力信号に忠実に振動板を駆動させる「ダイレクトドライブ構造」を採用した「リニアドライブバランスド・アーマチュア」を搭載する。

また、振動板にアルミニウム合金を採用したHDスーパートゥイーターは、軽量化と高剛性化を両立しながらも、超広域再生に対応。音導管には真鍮を採用し、音導管の強度を保ちながら内径を拡大することで、伸びのあるクリアな中高音を実現した。

さらに、インナーハウジングには高剛性と高内部損失のマグネシウム合金を使用したリジットマウントハウジングを採用し、バランスド・アーマチュア・ユニットを堅牢に固定。アウターハウジングと異種材料で複合させることで、音の立ち上がりを改善し、余計な振動を抑制したクリアな中高音を実現する。

このほか、ケーブルは着脱式を採用し、同社製のヘッドホンケーブル「MUC-M」シリーズに対応。付属ケーブルの長さは約1.2m。主な仕様は、再生周波数帯域が5Hz～40000Hz、感度が101dB/mW、インピーダンスが16Ω（1kHzにて）、最大入力が100mW（IEC）。

市場想定価格は28,000円前後。