2021年07月14日　17:23

バッファロー、「nasne」を故障予測やデータ復旧に対応させるアップデート

バッファローは、ネットワークレコーダー＆メディアストレージ「nasne」について、システムソフトウェアのアップデートを行い、7月14日より、「みまもり合図 for nasne」「nasne向け録画番組引越しサービス」「バッファロー正規データ復旧サービス」の3つのサービスに対応すると発表した。

「nasne」のシステムソフトウェアアップデートにより、無料で利用できる故障予測機能「みまもり合図 for nasne」、有償の録画データ移行サービス「nasne向け録画番組引越しサービス」、有償のデータ復旧サービス「バッファロー正規データ復旧サービス」に対応する。

■「みまもり合図 for nasne」

「みまもり合図 for nasne」は、無料で利用できる故障予測機能。劣化状態から故障予測を通知することで、故障前に大切な録画番組を自身で保護するなどの対処が可能になるという。

また、HDDの自己診断機能「S.M.A.R.T.」情報で健康状態を把握することで、HDDの異常を事前に検知し、内蔵HDDの劣化状況を通知。劣化や障害が検知されると、本体前面のみまもり合図ランプが点灯してユーザーに知らせる。PS4に接続した「nasne」のwebUI画面および、パソコン上からも確認が可能で、「A,B,C,D,F」の5段階で確認できる。

さらに、WebUIでは、内蔵HDD、外付けHDDともに判定結果を表示することが可能。障害通知については、メール通知でも確認できるほか、通知メールをクリックすることで障害ランクも確認できる。

■「nasne向け録画番組引越しサービス」

「nasne向け録画番組引越しサービス」は、「nasne」が壊れる前に録画した番組データを新しいHDDにまるごと移行する有償サービス。暗号化やコピー制御信号の付与によって、これまでデータ移行が困難だった地上デジタル放送の録画コンテンツの移行が可能になるという。

また、録りためた録画番組を失うことなく新しいHDDへ安全に移行。データ移行後は、設定変更など必要なく元の配線につなぎ直して利用できる。移行したデータは、同社の用意したHDDに保存し、元のケースに組み直して返却される。

なお、SIE製「nasne」、他社製のHDDは、サービス対象外となる。

■「バッファロー正規データ復旧サービス」

「バッファロー正規データ復旧サービス」は、「nasne」のデータが読みこめない場合や、起動しない場合などで、データ復旧が可能になる有償サービス（診断・見積り無料）。「nasne」本体のほか、「nasne」に接続した外付けHDDのデータも対応。復旧したデータは、新品のHDDにデータを入れて返却される。

なお、SIE製「nasne」、SIE製「nasne」で使用した外付けHDD、他社製のHDDは、サービス対象外となる。

バッファロー