2015年11月04日　17:42

マランツ、DSD11.2MHzと384KHz/32bit対応のUSB DAC搭載プリメインアンプ

マランツは、USB DAC搭載のコンパクトプリメインアンプ「HD-AMP1」を発表。12月上旬より発売する。

2系統のアナログ入力、2系統の光デジタル入力、1系統の同軸デジタル入力を装備したプリメインアンプ。DSD、ハイレゾ音源に対応したUSB-B、フロントUSB-A入力を備えている。また、新開発のUSBインターフェイスデバイスによって、PC/MacからのDSD11.2MHz、384kHz/32bit PCMの入力に対応する点も特徴。D/Aコンバーターは新たに「ES9010K2M」を採用した。

音質面では、オリジナルデジタルフィルター「Marantz Musical Digital Filtering」および高速アンプモジュール「HDAM」、「HDAM-SA2」を用いたI/V変換回路、ポストフィルター回路によって、ハイスピードで情報量豊かなサウンドを実現する。

パワーアンプには「Hypex UcD」スイッチングパワーアンプモジュールを採用。低域から高域にいたるまで歪みが少なく、スピーカーのインピーダンスにかかわらず、周波数特性が変化しない性能を備えた。また、コンパクトサイズながら定格出力は35W+35W（8Ω）を実現し、ブックシェルフスピーカーによるニアフィールドリスニングから本格的なフロアタイプのスピーカーのドライブまで、余裕を持って対応する。

加えて、ヘッドホン専用アンプを搭載。SACDプレーヤーなで定評のあるハイスルーレートオペアンプに「HDAM-SA2」によるディスクリート出力バッファーアンプ追加した回路構成を採用した。ヘッドホンに合わせて設定できる3段階のゲイン切り替え機能も搭載している。

主な特徴は、定格出力が35W+35W（8Ω、20Hz～20kHz、T.H.D.0.1%）、ダイナミックパワーが70W+70W（4Ω、20Hz～20kHz、T.H.D.0.1％）、再生周波数範囲が2Hz～96kHz、再生周波数特性が2Hz～50kHz（DSD、PCM:192kHz）、2Hz～20kHz（PCM:44.1kHz）、SN比が105dB。音声入力がUSB-B×1、USB-A×1、同軸デジタル×1、光デジタル×2、アナログ×2、音声出力がヘッドホン×1、サブウーハー×1を装備する。

本体サイズは304（幅）×107（高さ）×352（奥行）mm、重量は5.8kg。ボディカラーはシルバーゴールドの1色。

価格は140,000円（税別）。